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▲アジアの風~アジアからの通信8 TY生

ラオスの水掛祭り その2

 

今回でラオスに来たのは3回目。
  
  1回目はNGOのボランティアで1週間バンビエンに滞在。
  その半年後に個人で旅行に来た。
  そのときも1週間で、
  タイ→フエサイ(タイとの国境の町)→ルアンプラバーン(古都)→バンビエン→(ビエンチャン)→タイ
  の順で回った。
  正直、好きだけど同じ街に長期ではいられないという印象を受けた。
  今年も同じルート。
  でも今回は2週間の滞在。
  
  はじめ、祭の関係でルアンプラバーンに9日間滞在した。
  祭が始まる前に宿を確保したかったのもあり、早めに到着していた。
  それでも5日ぐらいしかいない予定だった。
   
  去年は雨で観光も儘ならなかったので、観光してみる。
  といっても、見たいものも特になかったのでブラブラ散歩するだけ。
  
  たったそれだけの行為で、前回と違ったルアンプラバーンが見えてきた。
  「なぜ世界遺産に登録された街なのか」であったり、
  「意外とベトナムの影響も受けていたんだな」であったり。
   
  いちばん驚いたのが朝の托鉢での出来事。
  朝の6時に起きて恒例の托鉢を見学に行った。
  みんな正月の衣装を着ていた。
  20分ほど待つとお坊さんたちが来た。
  変わらない光景。
  でも、少し妙だなと思った。
  大人にまぎれて子供が座っている。
  持ってる籠の中にはアニメのカード。
  「これをお供えするんだな。かわいいなー」
  と眺めていた。
  すると、その子供の前をお坊さんは素通りしていった。
  「食べ物以外はいらないってこと!?」
  と私は落胆した。
  
  一人、また一人。
  前を通り過ぎていく。
  次に来た若いお坊さんが、もらったお菓子を子供の籠に入れた。
  そう、その子供は物乞いだった。
  観光地には多い物乞いも、ルアンプラバーンではあまり見かけなかった。
  ルアンプラバーンは観光地である。
  「物乞いがいないから豊かな街」だと思っていた。
  でもそれは大きな間違いで、やっぱり気づかないところで貧富の差は存在していた。
  「托鉢」という神聖な行為の場面でそれを見てしまい、朝から大きなショックを受けた。
   
  とどめに、帰り際の寺での出来事。
  みんなチェディ(仏塔)にお供えをしていた。
  もち米
  おかし
  花
  
  そこに、一人の少女が入ってきた。
  お菓子だけを回収している。
  
  絶句。
  帰って寝ようと思った。
  
  でも、次は父親らしき人物と歩く子供。
  頭に大きな袋を提げている。
  「まさか、回収したものじゃないだろうな」
  と思っても真相はわからず。


  結局、帰っても寝ることはできなかった。
  「なんで、子供に回収させるのか?」
  という疑問が頭の中をぐるぐる巡る。
  自分の手は汚れず、バチが当たらないから良しとするのか。
  子供だと、誰も強く非難できないからか。
  どちらにしても大人の勝手でしかない。  
  重い気分の中、祭に出かける。
 
  楽しそうに遊ぶ子供の笑顔に少し救われた。
   
  次の町、バンビエン。
  ここには4日間いた。
  
  のんびりしすぎて、気づけばビザが切れそうに。
  前回同様、観光らしい観光はできなかった。
  でも、そののんびりが心地よかった。   
  騒がしい中心から橋を越えて川向こうへ。

  バンガローに宿泊。
  夕方前に川で友達と遊んだり、夕日を眺めたり。
  のんびりしてるはずなのに、楽しすぎて1日があっという間に終わる。
  日本で一生懸命働いたり、勉強してる人には申し訳なく感じるほどに。
  もっと滞在したかった。
  「次は別のエリアもいいな」と早くも次のことを考えてしまう。
 

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