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【報告】ちんどん通信社が学園祭に登場!(笑学センター主催)
掲載日時:2025年12月9日

追手門学院大学の第59回学園祭が、2025年11月2日(日)・3日(月・祝)に総持寺キャンパスで行われました。
上方文化笑学センターも久しぶりに学祭に参加し、大阪に拠点を置く、ちんどん通信社の講演&公演を開催しました。

練り歩きの様子(ちんどん通信社)

ちんどん屋は、もともと広告・宣伝を目的としています。店舗や商品の情報を多くの人に届けるために、演奏はもちろんのこと、時には楽しいおしゃべりも交えながら街を練り歩きました。
ちんどん屋は広告・宣伝でありながら芸能でもあるのです。

しかし、メディアが発達したこともあり、時代が進むにつれて、その数は減少していきました。
ちんどん屋を見たことがある人も少なくなりました。

 

その状況を救ったのが、今回ご登場くださったちんどん通信社のリーダー・林幸治郎さんです。
大学時代にちんどん研究会を発足。卒業後すぐに、大阪のちんどん屋でプロ生活をスタートさせました。

 

当時のちんどん屋は年配者ばかり。20代のちんどん屋は注目を集め、1984年には自らが率いるちんどん通信社を旗揚げしました。

以来、全国各地に若いちんどん屋が生まれました。林さんたちは、ちんどん界の中興の祖でもあるのです。

 

 
今回、ちんどん通信社から5人の皆さまにお越しいただきました。

 

林幸治郎さん(ちんどん太鼓)、林風見花さん(太鼓・日本舞踊)、小林信之介さん(クラリネット)、ジャージ川口さん(バンジョー)、仮屋崎郁子さん(アコーディオン)です。

 

会場での様子(ちんどん通信社)

【会場教室での講演の様子】

実演の様子(ちんどん通信社)

【実演も多々盛り込まれました!】

 

まずは、キャンパスでの屋外練り歩きからスタート。

 
天候にも恵まれ、さわやかな気候です。賑やかな楽器の演奏と華やかな衣装は、お客さんたちの注目を集めます。
そこで、これから行う講演&公演の場所(教室)と時間をお知らせ。どなたでもご遠慮なくお入りください、と、ちんどん通信社さん自ら声をかけてくださいました。

 

 

屋内の教室に到着すると、いよいよ講演&公演の始まりです。

教室内には、ちんどん屋の歴史を語る写真パネルを展示していただきました。さらに映像や写真を投影しながら、林さんがちんどん屋の歴史と特色等を解説。

 
参加者の皆さまは、ファミリー層、若年世代、中高年世代と、幅の広さが際立ちます。

ふだんあまり見ることのできない貴重な資料に目を凝らし、親しみやすいお話にうなずきながら、笑顔を浮かべていらっしゃいました。

また、演奏された音楽のジャンルもさまざまで古いものから新しいものまで、全世代に対応されています。小さなお子さん連れのご家族も多く、幼児が楽しめる曲も演奏してくださいました。

 

約1時間の講演&公演の終了後、再びキャンパス屋外での練り歩きを行っていただきました。学園祭が終了に近づく時間帯で、人出が多くなっています。

 
ちんどん屋を写真に収めようと、たくさんの方々が撮影をされていました。

「一緒に撮っていただけませんか?」「写真を撮ってもかまいませんか?」

と尋ねられるお客さんも多数で、撮影会のような賑わいでした。

 

 
現在も、催しへの出演やショッピングモールの開業等、多くの場所でちんどん屋が活躍しています。

 
一時は苦境にあった状況から復興、長年にわたり牽引を続けるちんどん通信社の皆さまの、プロの技を目の当たりにする機会となりました。

 

 

 

ちんどん通信社についてもっと知りたい!というかたはこちら。

ちんどん通信社HP
https://tozaiya.co.jp/

 

 

ちんどん講演チラシ

 

 

上方文化笑学センターでは、今後も「笑い」や「ユーモア」が持つ可能性を探求し、

皆様と共に考える機会を企画してまいります。ご期待下さい。

 

 

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【本件に関するお問合せ】
上方文化笑学センター
 
showgaku@otemon.ac.jp
072-665-9217(研究所・センター窓口)