10月11日（水）、法学部主催の2023年度第1回講演会「ビジネスと企業法務―法律が分かるビジネスパーソンを目指して―」を開催しました。京セラ株式会社で38年間企業法務に従事し、今年から同志社大学法学部教授として教鞭をとられる廣田浩氏をお招きし、法学部１年生など約150名が企業法務の基本的な体系や仕事内容を学びました。

　ビジネス活動にはリスクがつきものであり、企業法務の目的は「企業活動に伴う法的リスクを①回避し、②極小化することである」というお話や、契約書チェックなど予防法務の仕事が業務の7割から8割を占めている一方で、ここ最近ではM&Aや海外進出など戦略的な法務の仕事が増えているという、第一線で企業法務に従事された方ならではのお話を伺うことができました。

　また最後に、学生らに向けて「ビジネスパーソンとして法務感覚を養うことが重要である」と伝え、京セラの創業者 稲盛和夫氏の人生成功の方程式として「人生・仕事の結果＝考え方×熱意×能力」という言葉を贈っていただきました。

　法学部は２年次から政策法務コースと企業法務コースを履修モデルとして用意し、専門性を意識した学びを進めていきます。学びを将来に繋げることが出来るよう、今後も有識者による講演会やキャリア支援の取り組みを学部独自に企画していきます。