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共創的研究奨励制度を活用した新プロジェクトが始動 ―全固体フッ化物イオン電池の実用化に向けた学際研究がスタート
掲載日時:2025年8月5日

 2025年7月30日(水)、理工学部電気電子工学科の高見剛教授が研究代表を務める研究プロジェクト「固体電解質におけるフッ化物イオン伝導の制御と理解」のキックオフミーティングが、追手門学院大学 茨木安威キャンパスにて開催されました。

 本プロジェクトは、共創的研究推進センターが設ける「共創的研究奨励制度」を活用して始動したもので、企業・行政・海外機関との連携、ならびにスタートアップ支援を視野に入れた学際的な研究体制が特徴です。2024年8月1日に設立された同センターは、研究成果の社会実装を目指すハブ拠点として活動を進めており、本プロジェクトもその一環として展開されます。

理工学部電気電子工学科 高見教授

キックオフの様子

 キックオフ当日は、共創的研究奨励制度について研究企画課の後藤課長より制度概要の説明がなされ、その後、高見教授からは本研究の目的である「全固体フッ化物イオン電池の室温におけるイオン伝導率の向上」に向けた研究指針とチームメンバーの紹介が行われました。引き続き、研究協力者、研究分担者、アドバイザーによる専門分野の共有が行われ、今後の研究に向けた知見と意見交換が活発に行われました。

 今後は、他大学や外部研究所、企業との連携を通じて、最先端の知見と技術を融合させながら、革新的な次世代電池技術の実現を目指し研究を行っていきます。