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2025年度春学期末学位授与式を挙行
掲載日時:2025年9月26日

 2025年9月26日(金)、追手門学院大学 茨木総持寺キャンパスにて2025年度春学期末学位授与式を挙行しました。
 6学部から78名、2研究科から2名が卒業し、真銅正宏学長から卒業生総代に学位記が手渡されました。

学位記授与の様子

 

卒業生に向けて、真銅学長は、本学卒業生でもある芥川賞作家・宮本輝氏の小説『水のかたち』の一節を引用し、社会へ旅立つ卒業生たちを激励。その際、作中に登場するプロのジャズシンガーを目指す人物・沙知代へ師が贈った言葉を紹介しました。
 「どんなに小さくても、火種がある限りは、息を吹きかけることをあきらめてはいけない。あきらめずにそっと息を吹きかけつづけているうちに、ぽっと炎があがるときが来る。強く吹いたら、かぼそい火種は消えてしまう。あきらめずに、そっと吹き続けることが大切だ」 さらに、「ありのままの自分を信じ、自分を常に更新し、今の自分以上の力量を身につけようとする沙知代の姿を、これからの人生のヒントにしてほしい」と卒業生へ対し、言葉をかけられました。
 
 最後に、真銅学長は、生涯にわたって学び続けることの重要性を強調し、「学ぶことを忘れかけたら、いつでもここに確かめに戻ってきてください。ここは皆さんの母校です」と、温かい言葉を贈り、式辞を締めくくりました。

式辞を述べる真銅 正宏学長

 田口順一理事長は卒業生に対し、大きな目標や志を持って人生を送ることの大切さを説かれました。メジャーリーガーの大谷翔平選手やノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥教授など、志や目標を大切に抱いてきたことで大きな成果にたどり着いたという例も挙げられたうえで、「刹那的に仕事に打ち込むのではなく、仕事を通じて主体的に多くの人々を幸せにする、世の中を良くするといった目標を持ってほしい。」「目標に向かって努力することで、これまでできなかったことができるようになるのが人間のすばらしいところです。」とお話しされ、これから社会に飛び出していく卒業生たちへエールを送られました。

祝辞を述べる田口 順一理事長

式の様子