2025年11月20日(木)、アピオ甲府にて実施された令和7年度山梨県県政功績者表彰式において、文学部の伊藤洋子特任教授が同賞を受賞しました。
本表彰は、多年にわたり県政の各分野において多大な功績をあげた人物を顕彰するもので、伊藤特任教授は教育文化分野、特に文化財保護審議会委員としての長年の功績に対し贈られたものです。
文化財審議委員会における主だった功績として、富士山世界遺産の構成資産となった北口本宮富士浅間神社や、旧外川家住宅の建築調査および文化財指定などがあります。
山梨県県政功績者表彰
甲府市有功章
伊藤特任教授は特に建造物を対象とする文化財保護を専門とし、本学では日本建築史や居住空間史の講義を担当しています。また歴史的建造物が豊富な近畿地方の国宝・重要文化財を対象として、見学・実測練習をおこなう日本文化史の授業も実施しています。2022年に新設された文学部美学・建築文化専攻において、現場を大切にする教育の推進に尽力してきました。
なおこれに先立つ10月17日(金)、甲府市総合市民会館芸術ホールにて甲府市有功章を受賞しました。同じく文化財保護審議に対する功績が理由です。伊藤特任教授は2014年に同市善行章、2018年に優遇章を受賞しており、甲府市からは今回が3回目の受賞となります。
受賞にあたり伊藤特任教授は、「文化財保護審議を長く続けることができ感謝しています。追手門学院大学は大阪・京都・奈良の文化財が身近にあり、かつ建築も歴史も理解できる独自の教育をおこなっています。本学で受賞できましたことを心から誇りに思います。」と述べています。
<研究者情報>
追手門学院大学 文学部 人文学科 伊藤 洋子 特任教授








