「滋賀カレッジ」は、JR西日本コミュニケーションズが事務局を務め、滋賀県内7市（大津市・彦根市・長浜市・近江八幡市・栗東市・甲賀市・高島市）の主催のもと、企業・自治体・大学が連携して実施する産官学プロジェクトです。若者の視点を生かした地域活性化、旅行需要の創出、学生の成長機会の提供を目的としており、これまで北陸、南九州、新潟、瀬戸内エリアなどで毎年実施されてきました。2025年度は対象エリアを滋賀県とした「滋賀カレッジ」として開催されました。

　安本ゼミの学生たちは、提案に向けて高島市でのフィールドワークや事前研修に取り組み、同市が抱える課題や地域の要望を整理するとともに、WEBアンケートを実施。観光客の多くが車で訪れることで渋滞が発生している現状を踏まえ、鉄道路線を軸にした新しい旅のスタイル「リラインツーリズム」を企画しました。
　滞在時間が短くなりがちな観光形態を改善し、より長くゆっくり高島に滞在してもらうため、移動そのものを観光コンテンツ化する「特徴的な駅への停車」や「旅で撮影した写真をアワード化する仕組み」などを提案し、課題の分析力や当日のプレゼンテーション力が評価され優秀賞の獲得につながりました。

＜研究者情報＞
追手門学院大学 地域創造学部　安本宗春 准教授

＜プロジェクトに参加した地域創造学部の学生＞
金子 稜さん（3年生）、小川 里紗さん（3年生）、尾西 綾香さん（3年生）、村岡 希飛さん（3年生）、白井 柚羽さん（3年生）、東條 玲奈さん（3年生）、小池 真幸さん（3年生）、伊部 聖奈さん（3年生）、橋本 紗良さん（3年生）、松本 光平さん（3年生）、橋本 夏音さん（3年生）、藤田 太陽さん（3年生）、小園 泰輝さん（3年生）、植田 耀仁さん（3年生）、木下 澪さん（2年生）、吉岡 明依さん（2年生）、井上 凪さん（2年生）、太田 花菜さん（2年生）