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【地域創造】「副首都・大阪」大学連携プロジェクト成果発表会で藤原ゼミが銀賞・銅賞を受賞
掲載日時:2025年12月24日

2025年12月20日(土)、マイドームおおさかで開催された「副首都・大阪」大学連携プロジェクト リサーチ・プレゼンテーション事業の成果発表会において、地域創造学部 藤原 直樹 教授のゼミに所属する3年生13名が参加し、藤原ゼミBチームが銀賞、藤原ゼミAチームが銅賞を受賞しました。

受賞した藤原ゼミの学生たち

本事業は、大阪府および大阪市が、「副首都・大阪」の実現に向けた取組の一環として実施している、大学と連携した研究・プレゼンテーション事業です。副首都ビジョンに関連する社会課題をテーマに、学生が自ら課題を設定し、調査・分析を行ったうえで政策提案を行うことを通じて、次世代を担う若者が大阪や日本の将来を考える契機とするとともに、「副首都・大阪」の認知度向上と機運醸成を目的としています。

成果発表会には、本学を含む、大阪成蹊大学、京都産業大学、近畿大学、慶應義塾大学、阪南大学、武庫川女子大学、桃山学院大学の8大学から計12チームが参加。約半年にわたる演習・研究活動の成果について、行政関係者や民間実務経験者による審査が行われました。

藤原ゼミAチームは、「大阪府の中小企業発展に向けて―中小企業の人手不足解消の未来―」をテーマに、茨木市役所の協力のもと行った中小企業へのアンケート調査と、本学学生へのアンケート調査をもとに分析しました。そして、中小企業と学生との間に存在する情報・認識のギャップに着目し、その解消策として、マッチングの仕組みづくりとともに、企業の魅力を発信するショート動画コンテンツを府内高校の授業で制作・活用する提案を行い、銅賞を受賞しました。

一方、藤原ゼミBチームは、「安心もおもてなしのひとつです―観光と防災をつなぐインバウンド支援のかたち―」をテーマに、近年10年間で約6倍になっている大阪へのインバウンド観光客を対象とした防災支援のあり方を検討しました。大地震発生時に外国人観光客が円滑に避難できるAR(拡張現実)アプリの開発構想とその普及策、ならびに避難所生活に関する多言語マニュアル作成を提案し、銀賞を受賞しました。  

また本年度は、前年度に同政策コンテストで審査員特別賞を受賞した4年生が、今回参加した3年生に対し、調査設計、政策提案の構築、プレゼンテーション手法について継続的に助言を行う機会が設けられました。学年を越えた知識や経験の共有を通じて、ゼミ内での学びの蓄積と発展が実践され、今回の成果につながりました。

<参加した地域創造学部の学生>
井藤 千仁さん、大角 司さん、北森 慶之さん、佐藤 真羽さん、杉山 紗耶さん、角 昂心さん、高橋 まりさん、多田 聖弥さん、田中 千尋さん、中嶋 瑞希さん、原田 優吾さん、藤村 飛羽さん、好村 心見さん(すべて3年生)

成果発表会の様子