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プレスリリース No.09

2025年06月17日配信

舞台表現プロジェクトSTEP第15回公演『此処じゃない何処かへ』

「死」と向き合った学生の経験から生まれた演劇を公演

 
 

 身近にありながら、気付けていなかったり、深く知らなかったりする社会問題を題材とした表現活動を行う追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)の舞台表現プロジェクト(通称:STEP)が、「死」に向き合う若者たちの姿を描いた演劇「此処じゃない何処かへ」を6月26日(木)、27日(金)に茨木総持寺キャンパスで公演します。

第15回公演「此処じゃない何処かへ」

 本公演は10~15分の短編で構成された4本の劇からなるオムニバス形式をとっています。

●1作目「スーサイド・ステップ」
 自死を考える青年イオリが、連れられて入ったビルの一室で不思議な住人たちとの交流を通じて自分自身を見つめ直し、「大人になるとは何か」を模索していく物語。

●2作目「反対運動」
 差別反対を叫ぶ風変わりな少女と出会った女性 ウヅキが、対話を通じて言葉や差別の本質を問い直す。「差別とは何か」を模索していく物語。

●3作目「何が鬼と転ずるか」
 季節外れに咲く桜の下、少女テンカは不思議な青年と出会い、美しさの裏に潜む恐怖と向き合う。謎の青年や桜を通じて人の複雑な内面を描き出した物語。

 ●4作目「バス流し」 間接的に人の死に関わった経験を持つ男女が、それぞれの罪を語り合いながら、人にとっての「罪とは何か」を見つめ直していく。

 4作品は登場人物や設定が異なるものの、共通するテーマは「『死』とは何か」。
 脚本を手がけたのは、文学部3年の田村幸さん。大学2年生の頃に適応障害を患い、自らも「死」を考えるほど苦しい時期を過ごした経験から、本作の構想を練りました。
 田村さんは執筆にあたり、次のように語っています。
 「適応障害を患ったとき、目の前に現れた『死』。そして、軽視されがちな精神的苦痛。私は、憧れの人の言葉を胸に生死の狭間を行き来しながらもがいています。脚本を書くうえで、心の病を持つ人の頭の中を4つの作品で表現することを意識しました。人間の本質に触れるような劇となっているので、学生だけでなく、幅広い年代の方に観ていただきたいです。」

 公演は追手門学院大学茨木総持寺キャンパスで6月26日、27日の2日間開催します。

稽古の様子

◆公演情報 / 「此処じゃない何処かへ」

【公演日時】2025年6月26日(木): 開演18時45分
      2025年6月27日(金): 開演18時45分
【会  場】追手門学院大学 茨木総持寺キャンパス4階 A473教室(茨木市太田東芝町1-1)
【料  金】無料
【申込方法】予約フォーム(こりっちチケット!)から予約 https://stage.corich.jp/stage/381179
【出  演】追手門学院大学 舞台表現プロジェクト1~3年生の学生29名
【脚本/演出】追手門学院大学 文学部3年 田村幸 / 社会学部2年 橋本 知哉

▼本件に関する問い合わせ先

追手門学院大学 広報課 蛯原 織田

TEL072-665-9166

メールアドレス:koho@otemon.ac.jp