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プレスリリース No.16

2025年7月14日配信

文化祭を通して地域の伝統を体感

中高生が神輿担ぎ地域の祭り継承へ

 
 

 追手門学院中・高等学校(大阪府茨木市、校長:木内 淳詞)では、7月16日(水)に開催される文化祭「栞澪祭(かんれいさい)」において、地域の伝統文化を学校内で再現する新たな試みとして、実行委員会生徒10名を中心とした有志生徒が本格的なお神輿(みこし)を担ぎ、校内を巡行します。使用される神輿は、茨木市庄地区にある歴史ある庄春日(しょうかすが)神社からお借りするもので、地域住民の協力のもと、実際の祭礼さながらに巡行されます。

昨年度の秋祭りの様子

 この取り組みは、「中高生がハブとなった地域の活性化」を目指し、昨年度からスタートした「庄春日神社秋祭り活性化プロジェクト」の一環です。地域の伝統行事を学校内に取り入れることで、生徒たちが日本の伝統文化を体感し、地域課題を自らの学びにつなげることを目的としています。
 庄春日神社(茨木市庄地区)では、毎年10月第3土曜・日曜にお神輿を担ぎ総持寺の街を巡行する秋祭りが長年行われてきました。しかし、コロナ禍以降、参加者や担ぎ手が激減し、祭りの継続が危ぶまれる事態に。そうした中で、同神社、地域の福祉法人、自治会、本校が連携し、祭りを地域交流のきっかけとするためのプロジェクトを2024年度に立ち上げました。
 昨年度の秋祭りでは、生徒が企画した「宝探しイベント」を神社前の公園で実施。地域の子どもたちと保護者が協力して参加し、100名を超える幼児・児童が集まるにぎわいを見せました。

 今年の文化祭では、庄春日辰栄会の代表による指導のもと、有志生徒が実際に神輿を担ぎ、校内を巡行します。ルートは学校エントランスから校舎沿いを通ってグラウンドに向かい、グラウンドを1~2周する予定です。
 本プロジェクトは、少子高齢化や地域の人手不足といった社会課題と、本校が推進する探究学習を結びつける試みです。生徒たちが主体となり、課題解決型の地域づくりに取り組む実践の場にもなっています。
 また、今後は文化祭だけでなく、10月に開催される庄春日神社の秋祭りにも本校が複数のブースを出展・出店予定。地域と学校が互いに歩み寄る「双方向の関係づくり」を推進します。

【ポイント】

〇文化祭で中高生が庄春日神社の神輿を担ぎ校内を巡行、生徒が伝統文化を体感
〇地域と連携した「庄春日神社秋祭り活性化プロジェクト」の一環として実施
〇学校行事と地域行事を相互に連動させた、持続的な地域連携モデルを形成

▼本件に関する問い合わせ先

追手門学院大学 広報課 蛯原 織田

TEL072-665-9166

メールアドレス:koho@otemon.ac.jp