追手門学院大学（略称：追大、大阪府茨木市、学長：真銅正宏）の上方文化笑学センターは10月16日、公開講座「演劇落語×月亭遊方落語」を開催します。

　演劇落語とは、話芸である古典落語を題材にした演劇で、俳優が全身を使った身体表現を通して観客の想像力をかきたてるのが特徴です。
　本公演は、愛嬌のある風貌と安定した演技で多くの舞台に招かれている坂口修一と東京の演劇ユニット「アトリエ・センターフォワード」代表の矢内文章による二人芝居で、演目「抜け雀」を上演します。また、古典落語をわかりやすくアレンジする落語家・月亭遊方による落語もあり、「演劇落語」と「落語」を合わせて楽しめます。

　上方文化笑学センターは、「笑い」を中心とした上方文化に関する情報発信や、コミュニケーションツールとしての「笑い」を、文化や生活、人間関係などの観点から追究するセンターです。今回は「落語」にまつわる舞台芸術作品を取り上げ、学生だけでなく地域の方に、文化・芸能に触れて楽しんでもらおうと開催するものです。終演後は、出演者と上方文化笑学センター員によるアフタートークも予定しています。

●演劇落語演目「抜け雀」
小田原の相模屋は気のいい夫婦が営む小さな宿だが、大きな宿に客を取られて人気がない。焦るほど妙な客を止めてしまい、主（あるじ）は妻に怒られっぱなし。今夜もやっぱり粗末な身なりの男を泊めてしまい…。金はなくても約束は守るのだ！誠実さが結実する奇跡の物語。