現代社会文化研究科

授業科目の履修、修了要件、その他の案内等

Ⅰ 授業科目の履修

  1. (1)授業科目の履修については、大学院学則・学位規程・研究科規程・その他の規程等に基づき、指導教員と相談の上、決定すること。
  2. (2)授業科目の履修にあたっては、所定の方法により、指定された期日までに履修登録を行うこと。
  3. (3)各学期における履修登録に単位制限は設けない。ただし、長期履修制度が適用されている学生にあっては、指導教員から十分な指導を受け、計画的かつ柔軟な履修計画を立てること。

Ⅱ 修了要件

  1. (1)原則として標準修業年限以上在籍し、専攻共通科目4単位および研究指導科目8単位、並びに専攻科目18単位以上の合計30単位以上を修得しなければならない。ただし、専攻科目は自コースから12単位以上修得しなければならない。なお、大学院共通科目は専攻科目18単位の中に含めることができる。
  2. (2)専攻する研究領域における必要な指導を受け、「修士論文」の審査および試験(口頭試問)を合格すること。

Ⅲ 研究指導要綱、研究指導計画書

 研究指導要綱(修了までのスケジュール)は、課程修了までの「履修・学習プロセス」、「研究指導内容」を記載している。所属学生は、研究指導要綱(修了までのスケジュール)に基づき、研究指導教員(副指導教員)の指導・助言を受け、「研究指導計画書」を作成し、定められた期日・方法にて提出すること。

Ⅳ 修士論文

 修士の学位を授受されるためには、事前に提出した「論文計画書」に基づき、定められた期日までに修士の学位論文(修士論文)を提出し、論文審査および試験(口頭試問)に合格しなければならない。

【「修士論文」提出要件】

  1. (1)「論文計画書」を学位論文、論文提出の6 ヵ月前までに提出していること。
  2. (2)学位論文提出期限(毎年1月14日または6月30日。ただし、本学の休業日に当たる場合は翌日とする。) までに学位論文3部に学位申請書(本学所定様式)1部を添えて提出すること。
  3. (3)その他、研究科が示す提出要領に基づき、研究科が必要とする書類を遺漏なく提出すること。

【「修士論文」の論文審査項目】

  1. (1)テーマの設定は適切か。
  2. (2)構成のしかたは適当か。
  3. (3)論旨に適合した方法が用いられているか。
  4. (4)先行研究を踏まえたうえで、独自性・独創性が打ちだされているか。
  5. (5)資料は正確かつ適切に取り扱われているか。
  6. (6)論旨を明確に伝える表現がなされているか。
  7. (7)指導教員による指導を適切に受けているか。

【「修士論文」の試験】

 専攻の学問分野について精深な学識と研究能力を確認するため、提出論文内容を中心とした口頭試問を実施し、厳格な審査を行う。

【「修士論文」提出に関する特記事項】

  1. (1)病気その他やむを得ない事情により期日までに提出できない場合は、必ず教務課に事前連絡のうえ、その理由を証する書類を添えて、提出期日までに申し出た場合に限り、提出期限の延期を許可することがある。
  2. (2)提出期日当日に事故その他やむを得ない事情により提出が困難または不可能になった場合は、速やかに指導教員または教務課に連絡し、指示を受けること。
  3. (3)学位論文の提出は原則として学生本人に限るが、やむを得ない事情により本人に依る提出ができない場合は、委任状(研究科所定様式)を提出時に添えることで、代理人による提出を認める。

3Pと定義

ディプロマ・ポリシー
学位授与方針。

 現代社会文化研究科は、現代社会学専攻、国際教養学専攻の2専攻からなり、各専攻は、本学の「独立自彊・社会有為」の教育理念のもとに、次の通り教育目的を定めている。
 現代社会学専攻は、社会学に関する高度な専門的知識を基盤として、現代社会の全体像を多元的に研究することを通じて、複雑化する様々な社会問題の解決や地域社会の持続性を目指して学術研究する能力を備え、現代社会のイノベーションや地域社会の持続性に寄与する高度専門職業人を養成する。
 国際教養学専攻は、国際的通用性のある教養と、英語あるいは日本語のより高い運用力を持ち、自らを深く知り、研究をとおして自らを不断に成長させる人材を育成し、国際共通語としての英語を活用して、世界中の異文化に視野を広げ、他者の価値観を尊重し、自分の生き方が相対化できる高度専門職業人、あるいは国際的視野から日本の伝統文化や最先端の文化および日本語についてより深く学び、自国文化を積極的に他者に発信することができる高度専門職業人を養成することを目的とする。
 この教育目的に基づいて、本研究科では、以下の資質‘能力を身に着けたと認められるものに、それぞれ、修士(社会学)、修士(地域創造学)、修士(国際コミュニケーション学)、修士(文学)の学位を授与する。

[現代社会学専攻]
現代社会コース
  1. 社会学の方法・概念・理論に関する高度な専門的知識だけでなく、隣接する社会諸科学・人文諸科学の知識を修得している。
  2. 研究遂行の基礎となる、文献を読解するための語学力、資料収集・実地調査・分析能力、研究成果を発信する能力を備えている。
  3. 各自の研究テーマに関して、先行研究を十分に踏まえ、正確かつ適切な資料収集・実地調査・分析や理論的考察を行い、論旨が明確であるだけでなく独自性・独創性のある論文として構築することができる。
スポーツ文化学コース
  1. 社会学及びスポーツ科学の方法・概念・理論に関する高度な専門的知識だけでなく、隣接する社会諸科学・人文諸科学・自然諸科学の知識を修得している。
  2. 研究遂行の基礎となる、文献を読解するための語学力、資料収集・実地調査・分析能力、研究成果を発信する能力を備えている。
  3. 各自の研究テーマに関して、先行研究を十分に踏まえ、正確かつ適切な資料収集・実地調査・分析や理論的考察を行い、論旨が明確であるだけでなく独自性・独創性のある論文として構築することができる。
地域創造コース
  1. 地域社会の課題解決策や地域創造に関する高度な専門的知識だけでなく、隣接する社会諸科学・人文諸科学の知識を修得している。
  2. 研究遂行の基礎となる、文献を読解するための語学力、資料収集・実地調査・分析能力、研究成果を発信する能力を備えている。
  3. 各自の研究テーマに関して、先行研究を十分に踏まえ、正確かつ適切な資料収集・実地調査・分析や理論的考察を行い、論旨が明確であるだけでなく独自性・独創性のある論文として構築することができる。
[国際教養学専攻]
国際コミュニケーションコース
  1. 国際共通語としての英語の高度な運用能力と英語学、英語教育学、英文学、文化地理学における方法・概念・理論に関する高度な専門的知識および国際的、学際的分野について複眼的視野のもとに獲得される知識を修得している。
  2. 研究遂行の基礎となる、文献を読解するための語学力、資料収集・実地調査・分析能力、研究成果を発信する能力を備えている。
  3. 各自の研究テーマに関して、先行研究を十分に踏まえ、正確かつ適切な資料収集・実地調査・分析や理論的考察を行い、論旨が明確であるだけでなく独自性・独創性のある論文として構築することができる。
  4. 言語の持つ構造、意味、機能などの理論や、第二言語としての英語の教授法、第二言語習得理論、英米文学や文化地理学の研究方法論などの領域の基礎的な知識を修得している。
国際日本学コース
  1. 日本語と日本文化に関する高度な専門的知識、および国際的、学際的分野について複眼的視野のもとに獲得される知識を修得している。
  2. 研究遂行の基礎となる、文献を読解するための語学力、資料収集・実地調査・分析能力、研究成果を発信する能力を備えている。
  3. 各自の研究テーマに関して、先行研究を十分に踏まえ、正確かつ適切な資料収集・実地調査・分析や理論的考察を行い、論旨が明確であるだけでなく独自性・独創性のある論文として構築することができる。
  4. 異文化との関わりの中で、日本文化の価値を総合的かつ相対的に研究する能力を有し、国際的視野および学際的視野から日本の伝統文化や最先端の文化を積極的に他者に発信することができる。

カリキュラム・ポリシー
教育課程の編成・実施方針。

 現代社会文化研究科は、現代社会学専攻、国際教養学専攻の2専攻からなっており、各専攻はそれぞれのディプロマ・ポリシーに基づき、次の方針に従って、カリキュラムを編成する。

[現代社会学専攻]
現代社会コース
  1. 社会学および社会調査に関する専門基礎知識・技能を習得させるために、専攻共通科目を必修科目として置く。
  2. 社会学領域およびメディア・表現領域に関する高度な専門知識を習得させるために、それぞれの領域において、文献研究や実地調査や調査結果の分析をも取り入れた多様な実践的研究科目を置く。
  3. 学位論文の作成等の指導を行うために研究演習科目を必修科目として置く。
スポーツ文化学コース
  1. 社会学および社会調査に関する専門基礎知識・技能を習得させるために、専攻共通科目を必修科目として置く。
  2. スポーツ科学に関する高度な専門知識を習得させるために、それぞれの領域において、文献研究や実地調査や調査結果の分析をも取り入れた多様な実践的研究科目を置く。
  3. 学位論文の作成等の指導を行うために研究演習科目を必修科目として置く。
地域創造コース
  1. 社会学および社会調査に関する専門基礎知識・技能を習得させるために、専攻共通科目を必修科目として置く。
  2. 地域創造に関する専門的知識を修得させるために文献研究科目を置く。
  3. 政策系科目だけでなく、実地調査や調査結果の分析をも取り入れた多様な実践的研究科目を置く。
  4. 学位論文の作成等の指導を行うために研究演習科目を必修科目として置く。
[国際教養学専攻]
国際コミュニケーションコース
  1. 英語学、英語教育学、英米文学に関する専門分野の理論的な知識と実業界、教育界などの現場での実務実践をブリッジする教育課程の構築を目指す。そのために、コースワークから研究指導へ有機的につながる体系的かつ組織的な大学院教育の確立を目指す。
  2. 教育上の目的を達成するために必要な授業科目を置くとともに学位論文の作成等に対する指導を行うなど、体系的な教育課程を編成する。このため、授業科目および学位論文の作成等に対する指導科目をそれぞれ「専門科目」と「専門演習科目」に区分し履修する。
国際日本学コース
  1. 日本文化を、世界との関わりの中で国際的かつ学際的に広く学ぶ科目群を配置する。
  2. 日本文化を、古代から現代に至る長い時間的推移の中で歴史的に学ぶ科目体系を用意する。
  3. 文献を重視するのみならず、フィールドワークをも取り入れ、より実践的に学ぶ。
  4. 国語および日本語教育分野における、高度な知識とその運用力を持つ教員を養成できるように、充実した科目を用意する。

アドミッション・ポリシー
入学者受け入れ方針。

 現代社会文化研究科は、本研究科の教育理念及び教育目標にもとづき、以下のような人材を求める。

[現代社会学専攻]

 現代社会学専攻は、社会学に関する高度な専門的知識を基盤として、現代社会の全体像を多元的に研究することを通じて、複雑化する様々な社会問題の解決や地域社会の持続性を目指して学術研究する能力を備え、現代社会のイノベーションや地域社会の持続性に寄与する高度専門職業人の養成を目指している。
 このため、以下の資質・意欲をもつ人材を求める。

  1. 現代社会学分野において研究するための基礎学力と学修意欲を備え、かつそれらを高度なものとするための努力を惜しまない者
  2. 現代社会学分野において、自ら主体的に研究課題を設定し、従来の学問体系や方法論を学んだ上で、これらにとらわれることなく、新しい研究成果を志向する意思と、論理的に考察する能力をもっている者
  3. 特定の学問領域を学んでいく強い意欲をもち、修得した高度な専門的知識や自らの研究成果を職業に活かし、社会への還元を強く志す者
[国際教養学専攻]

 国際教養学専攻は、国際的通用性のある教養と、英語あるいは日本語の高度な運用力を持ち、自らを深く知り、研究をとおして自らを不断に成長させる人材を育成する。
 特に、国際共通語としての英語を活用して、世界中の異文化に視野を広げ、他者の価値観を尊重し、自分の生き方が相対化できる高度専門職業人、あるいは国際的視野から日本の伝統文化や最先端の文化および日本語についてより深く学び、自国文化を積極的に他者に発信することができる高度職業専門人の養成を目指している。
 このため、以下の資質・意欲をもつ人材を求める。

  1. 英語あるいは日本語の高度な運用能力を有し、国際教養学分野において研究するための基礎学力と学修意欲を備え、かつその学力をより高度なものとするための努力を惜しまない者
  2. 国際教養学分野において、自ら主体的に研究課題を設定し、従来の学問体系や方法論を学んだ上で、これらにとらわれることなく、新しい研究成果を志向する意思と、論理的に考察する能力をもっている者
  3. 特定の学問領域を学んでいく強い意欲をもち、修得した高度な専門的知識や自らの研究成果を職業に活かし、社会への還元を強く志す者
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