【開催報告】豪亜研4/8大阪・関西万博オーストラリアパビリオンなどをテーマとした国際セミナー
2025年4月8日、オーストラリア・アジア研究所では、前回(2023年)に引き続き、大阪日豪協会、関西日豪協会、神戸日豪協会の三協会と共催し、駐大阪オーストラリア総領事館の全面的な協力を得て、本学総持寺キャンパスの新校舎(アカデミックベース)にて国際セミナー「Building Bridges to the Future: EXPO 2025 Osaka‑Kansai and the Australian Pavilion」を開催いたしました。当日は三協会の会長・副会長をはじめ、本学の真銅学長ならびに金政副学長も参加され、多くの聴衆が集い、会場は終始熱気に包まれました。
冒頭では、本所の小松所長から本セミナー開催の趣旨説明を行い、来賓のMargaret Bowen総領事からは日豪両国の連携強化が、いま求められている国際環境の下でいかに有意義な機会となるかについてご高説を賜りました。そのご挨拶を受け、参加者の皆様は改めて関心を示し、会場全体に一体感が広がりました。
◆ Sharon Bignell氏 講演 ◆
セミナーの前半には、Sharon Bignell氏(オーストラリア・パビリオン副責任者)が登壇、World Expo 2025における同パビリオンの全体構想についてご解説いただきました。
Bignell氏は、パビリオンをユーカリの花に見立てたデザイン意図や、来場者が舞台芸術や食文化、先住民知見を五感で体験できる各ゾーンの設計意図を紹介し、関係者限定で展開される一連のイベントが如何に多面的な価値を発信する仕組みとして練り上げられているかを示されました。
◆ Prakash J. Singh教授 講演 ◆
続く後半には、Prakash J. Singh教授(メルボルン大学)による講演が行われました。
Singh教授は、今日の国際社会が多極化を遂げつつある状況を概観し、さらにCOVID‑19禍やその他の国際的な貿易不確実性が露呈させたサプライチェーンの課題を豊富な事例で示されました。更に、持続可能かつ包摂的な社会とグリーン経済の実現に向け、「Just‑In‑Case」型供給網の整備や地域内協力の深化、リスク分散策の強化が不可欠であるとの具体的提言を行い、参加者に対して深い示唆を与えられました。
