教育理念

どくりつじきょう・しゃかいゆうい

独立自彊・社会有為

追手門学院は、こども園から大学・大学院までの総合学園として、以下にあげる人物の養成を目標とし、地域社会、国家および国際社会において、指導的役割を果たしうる人間の育成をめざします。

■確固たる個性をもち、自他の人格を尊重し、節度をわきまえ、社会の秩序と平安を乱す有形無形の暴力を排除する、勇気のある民主的人物

 

■美的、倫理的価値に対し、鋭敏で健康な感受性をもち、真に自由な精神と強い意志をもった責任感のある人物

 

■豊かな一般教養を身につけ、深く高い知識と思考力をもって、人文、社会ならびに自然の諸科学の正しい発展に寄与できる人物


■日本の歴史、文化および芸術に対する深い造詣と、母語に見識をもつ豊かな表現力のある人物


■国際的視野と国際的社会性、および地球的観点をもち、人類の繁栄に寄与し、社会に貢献することのできる人物

学院全体の教育理念と開学の趣旨

 「独立自彊・社会有為」が、学院に共通する教育理念である。

 追手門学院は、大阪偕行社附属小学校を起源とする。この小学校は、1888年(明治21年)、陸軍将校の親睦団体である大阪偕行社の中心的人物であった大阪鎮台の司令官高島鞆之助が、「国家有為の人物」の小学校時代からの育成を目指し設立したものである。

 ここでいう「国家有為の人物」とは、偏狭な国粋主義者ではなく、学芸や武芸の修練に努めて切磋琢磨し、礼儀を正しくして品性を高め、秩序を守ることができる人物のことである。現代では「社会有為の人物」という語に置き換えられている。

 「独立自彊」の「彊(きょう)」は「他者と一線を画し、弓を硬く張ったように揺るぎないこと」を意味する。「独り立ちして、他者に惑わされることなく、強く生きる」人物を育成することが、開学以来の教育理念として継承されている。

大学の教育理念と教育方針


 追手門学院大学は、1966年(昭和41年)に、茨木市安威の地に開設された。

 2016年(平成28年)、大学は創立50周年を迎えた。この間、時代は大きく変化し、これに見合った教育方針が必要とされてきた。

 2018年(平成30年)、学院は創立130周年を迎えた。その記念式典において、時代の要請に応えるべく、学院全体の新教育を象徴する新概念として「WIL(Work-Is-Learning)」を提唱した。「行動して学び、学びながら行動する」という学修様式である。

 大学においては特に、「OIDAI WIL」として、主体的に学び、協働して問題解決に当たる、討議や口頭発表、フィールドワークやワークショップ形式を中心とした学びのスタイルを推進する。そこにはグループワークやチームワークも積極的に取り入れられる。

 教育方針についても、新たに、「高い志を持って主体的に学び、新しい社会の創出・発展に協働的に関わることのできる資質・能力・人間性を有する人物」を育成することを謳った。そこで育成されるより具体的な人物像は、以下のとおりである。

(1) 創造的に問題解決を図り、生涯にわたって学び続ける強い意志のある人物

(2) 他者の多様な考え方や生き方を尊重し、実践的な経験を通して豊かな人間関係を形成できる   人物

(3) 生涯の基盤となる能力を持ち、専門的知識・技能を活用して思考・行動できる人物

 追手門学院大学は、これらの人材養成目的に沿って、以下のような力を育成するべく、教育を展開する。



① 予測困難な未来社会において、答えのない問いに積極的に立ち向かう力

② 生涯にわたって学び続けることのできる力

③ 常に日々の革新を旨とし、自己についてよく知る力

④ 複雑で多様な環境と人間関係の中で、他者を理解し、協力共存できる力

⑤ 幅広い興味と教養を持ちつつ、一つの課題について深く集中することができ、時流に乗るだけで はなく時代を創出することのできる力

 グローバル化と技術革新の進展により、社会の変化のスピードがますます加速している。予測困難な未来社会においては、答えのない問い、【Question with No Answer】に立ち向かい続けることが必要になる。

 そうした環境下では、既存の知識やノウハウの転用だけでは通用しないばかりか、多くの場面で既存の知識体系や枠組みを超越した【Innovation】を生み出すことが求められる。

 イノベーションは、ビジネスや技術開発の現場だけで必要なことではない。激しい社会変化に適応していくためには、自己革新とも呼べる動きが必要となる。人生100 年時代。自己のありようを深く洞察し、常に日々の革新を旨として生涯にわたって学び続け、変化し続ける【Lifelong Learning】を実践する生涯学修者となることが、あらゆる人に求められている。

 また、今後さらなる情報通信技術の進展により、時空間の壁を超えた協働が可能となる。複雑で多様な環境と人間関係、いわゆる【Diversity】の中で、他者を理解し、協力共存できる力を備えた人物が、社会で希求されている。イノベーションは、こうした個と個の対話から生まれる。

 基礎的なスキルを身につけ、幅広い興味と好奇心に導かれた深い教養、そして一つの課題について深く集中する情熱を併せ持ち、時流に乗るだけではなく時代を創出することのできる人材。未来社会で躍動する人々の共創の拠点となるべく、追手門学院大学は常に社会と交わり、未来社会をリードする【Just in Time】の教育活動を展開していく。





校名の由来

追手門学院大学の名称は、学院の発祥地が大阪城の三の丸跡にあることから、城の表門「追手門(おうてもん)」に由来しています。