茨木市×追手門学院大学法学部連携講座(2026年8月~2026年10月)開催!
法学部は、茨木市立生涯学習センター・きらめきにおいて、昨年度に引き続き、茨木市×追手門学院大学法学部連携講座を開催し、堀竹学教授「法学入門-法学部で学ぶ実定法の概要-」(2026年8月20日)、近藤直人特任助教「人を欺く「ダークパターン」をめぐる法と政策~経済法をめぐる消費者問題~」(2026年9月28日)、安田理恵准教授「人工知能(AI)と法」(2026年10月30日)、以上3回の講座を開きました。
まず、堀竹教授は、法学の理解に不可欠な法の分類や、法学部で憲法・民法・刑法などの六法や行政法を中心に学ぶ理由―基本的な実定法の考え方を学ぶことで、他の法律も容易に理解できる仕組みになっていること―などに続き、各法の概要を最新の動向を含めて解説しました。法学の理解には法の分類や構造の理解が不可欠であることや、法学部で六法―憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法―に加えて行政法という最も重要な7つの法を中心に学ぶ理由として、それらの基本的な考え方をもとに、ほかの法律も容易に理解できるようになるという仕組みになっていることなどを、六法各法の最新動向も含めた概要紹介を通じて解説し、受講者からの様々な質問にも答えました。
次に、近藤特任助教は、最新の政策課題として注目される、オンライン上でユーザーの選択を歪める「ダークパターン(ユーザーを欺く等の不公正な方法を使いユーザーが意図しない不利益な選択をさせるオンライン上のインターフェース)」について、その概要や経済法・消費者法上生じる問題を豊富な具体例を交え解説しました。近年注目される「ダークパターン」として、キャンセル困難なWebサービス設計、誤解を招く「お客様の声」、虚偽の「在庫わずか」、判断を迫るカウントダウンタイマー等身近な例を挙げ、事業者がダークパターンを使う理由、競争に影響するメカニズム、競争法上問題となり得る類型、今後の政策課題等を解説しました。
最後に、安田准教授は、既に暮らしの中に入り込んでいるAIをめぐるトラブルについて様々な具体例を挙げ、解説しました。近年、AIが、モノを識別したり文字などを生成するAIから、人間に代わって契約したり送金したりするAIエージェント、モノを動かしたりするフィジカルAIへと飛躍的な進歩を遂げていることを紹介し、このようなAIが既に私たちの暮らしの中で実際に、ディープフェイク詐欺や個人情報漏洩、代理送金など様々なトラブルをおこしていること、これらトラブルに対して、どのような法がどのように私たちを守ってくれるのか、法ができないことは何かを解説し、私たちが日々心がけたいことを紹介しました。
今回で通算14~16回目となる今年度の講座も、たくさんの方々に熱心に受講していただきました。法学部は今後も地域貢献に努めます。
