5/16(火)に追手門学院大学にて開催しました、成熟社会研究所と授業とのコラボ講演企画「冒険者たち×現代企業論A」は無事終了いたしました!
ゲストである看護師の七澤ゆきのさんは、追手門学院大学経済学部の卒業生です。
学生時代の学生国際協力団体での経験から、看護師資格を取得、現在は訪問看護ステーション等3施設の管理者であるとともに、「KISA2隊(きさつたい)」という新型コロナの在宅自宅療養者の訪問診療を24時間体制で行う医療チームでコーディネーターナースとしても活躍されています。
まず前半は、受験・学生時代から現在のお仕事に至るまでの山あり谷ありの経緯、そして数々の出会いについて、当時の写真を見ながら、七澤さんにお話いただきました。
後半は、本授業担当&成熟社会研究所 所長の神吉先生(経営学部)との対談トークで、神吉先生から講演で気になったことを質問して掘り下げる形で進めました。
<トーク Pick Up!!>
「ゼミ時代はとにかくメチャクチャ楽しかった!」
「学生時代に(ゼミ以外でも)大学教授と仲良くなるとメリットがいっぱい」
「本屋で『僕たちは世界を変えることができない(著:葉田甲太)』と出会い、
出版社に送ったメールから、学生国際協力団体BEAMに参加することに」
「インドに小学校を作るため、チャリティーイベントに奔走」
「気になったら何でも一度体験したらいいし、
それで失敗したら”ゴメン”と思えばいい」
「学生時代に何か足跡を残してほしい」
「女子高時代には軽音楽部に入り、同級生が自分を変えてくれた」
「いろんな世界があるんだと思った」(←これは大事)
「世界で使えるスキル、社会のためになること
・・・看護師になろうと思った」
「看護師新人時代にいじめられた経験は、
後に管理者となった時、
看護師が働きやすい職場を作ることにつながった」
「嫌なら辞めたらいい、
心を壊したら戻るまですごく時間がかかるから」
「変えたくて一歩を踏み出しただけ、
そして(生きるための、続けるための)お金を得るには
どうしたらいいのかを考えた」
「コロナ禍で人が死んでいくのを目の当たりにし、
業務提携で自宅療養者ケアに取り組んだ」
「ケアの世界でのやりがいは、ありがとうと言われる喜び、
求められることで自分の存在意義があると思えること」
「でも一歩間違えるとエゴになってしまうから、気をつけている」
終始テンポよく明るくパワフルに話される七澤さん。
医療現場での辛く大変なこともたくさん経験されているその言葉は、聴衆に響きます。
来年からはフリーランスナースとして活動される予定とのこと。
そして、関わられているKISA2隊も次のステージの取組に向かうそうです。
KISA2隊についてもっと広く知って欲しいと七澤さん。
ぜひ公式サイトで全国での活動をご覧ください!
【本件に関するお問合せ】
成熟社会研究所
seijuku@otemon.ac.jp
072-665-5068