地域創造学部の学生らが、奄美群島徳之島にある伊仙町でフィールドワークを行い、島外の大学生からみた伊仙町の魅力を発信する動画を制作しました。それらの動画を上映する「フィールドワーク成果動画報告会|OIDAI meets 徳之島ISEN」を1月21日(日)徳之島交流ひろば「ほーらい館」と本学総持寺キャンパスをオンラインでつなぎ開催しました。
学生たちは、2023年9月、一般社団法人・長寿子宝社を受入機関として3泊4日の日程で徳之島を訪問し、伝統行事である十五夜祭の準備、畜産農家や黒糖焼酎等の生産者へのインタビュー、伊仙町役場の方々との意見交換などを行い、伊仙町の魅力を再発見する7本の映像を制作しました。本学部の徳之島でのフィールドワークは今回で3回目となり、これまでの取り組みが評価されるかたちで、企業版ふるさと納税を財源とした「伊仙町高等教育フィールドワーク推進事業」の助成を受けて実施しました。
動画のタイトルは①島にはすべてがそろってる、②追手門学院大学生の徳之島十五夜祭Vlog、③徳之島ってどんなところ?島の人から知る魅力!、④みんなに食べてほしい徳之島の郷土料理、⑤牛の故郷!?徳之島畜産の仕組み、⑥黒糖焼酎“マルシカ”にかける思い、です。追大生が感じる島の魅力と、島に住む人が感じる魅力とを交差させることを狙いとし、追大生と島の人びと双方の姿と思いが映り込む動画を目指しました。
報告会では、動画上映に加え、長寿子宝社が運営する放課後わくわくクラブの子どもたちとともに「わたしが思う島の好きなところ」をテーマに語り合い、島の魅力を発信しました。子どもたちからは「ゆうがたのそらはきれい」「自然遺産に登録されているところ」「いつでもあたたかいところ」「ウミガメとクジラが見えるところ」という意見が出ました。学生からは「生物の多様性があるところ」、「安心できる風景がたくさんある。島の子供たちが自分の好きなところをしっかりと持っていることに感心した」「伊仙町の皆さんが積極的にコミュニケーションを取ってくださったこと」など、魅力を伝えました。伊仙町側では94名の参加者がいました(追大側からの参加者を加えると参加者は102名でした)。