学校法人 追手門学院は、双方がもつ独自電子資料を互いの電子図書館で公開することを目的に「独自資料の電子書籍化と情報共有のための協定」を茨木市教育委員会と締結しました。
2月22日(木)に茨木市役所で開催した締結式では、追手門学院大学 真銅正宏 学長と茨木市教育委員会 岡田祐一 教育長 が出席し、協定書の取り交わしが行われました。
岡田教育長(左)と真銅学長(右)
真銅学長は挨拶に際して、「本学は2019年よりBYOD施策をスタートし、これからはパソコンとスマホさえあればどこでも勉強ができる環境を作っていきたいという風に教育DXを進めているところです。
そして、これからの時代はデジタルの力を借りて効率的に学生たちが学んでいく時代だと思っています。その中の重要なコンテンツが電子図書であり、電子図書の良さと紙の図書の良さどちらも学生に使いこなしてほしい。紙と電子との『幸福な共存』を目指していきたい。」と協定締結に向けた期待を話しました。
真銅学長のご挨拶
また、岡田教育長は「図書館を取り巻く情勢は目まぐるしく変化しており、『図書館の場所的価値の問い直し』と『DX化による図書館サービスの変革』が求められています。
特にDX化については、本協定を機に学生のみなさんに対しては市の情報を学びのために利用してもらい、市民のみなさまに対しては日々の生活に役立ててもらうなど、お互いの電子図書館の活用を広げていきたい」と思いを話しました。
岡田教育長のご挨拶
真銅学長、岡田教育長のご挨拶の後、追手門学院大学 図書館長 湯浅 俊彦先生から、本協定にも言及している新刊自著『次世代に向けた電子図書館の可能性』を紹介しながら、本協定締結の経緯や今後の方向性の説明がありました。
説明を行う湯浅館長
本協定の締結を機に、独自資料を双方の電子図書館で共有するだけではなく、茨木市の行政資料の電子書籍化への支援や、音声読み上げ機能を付した電子書籍による視覚障害等を有する利用者向けの読書バリアフリー化を進め、さらなる地域連携の強化を図っていきます。
●連携協定の詳細はこちら
プレスリリースNo.48: 国内初!自治体・大学連携による新たな電子図書館サービス。追手門学院と茨木市教育委員会が連携協定
https://www.otemon.ac.jp/whatsnew/pressrelease/48_20240219.html