法学部では希望者を募り、6月12日午前および7月17日午後に、大阪地方裁判所の団体傍聴の企画を利用し、法廷見学・裁判傍聴を実施しました。法学部2年生2名の他、計40数名の法学部1年生が参加して、司法の現場を初めて体験しました。7名の法学部教員が付添い、高田篤 法学部長も今回初めて団体傍聴に加わりました。
両日とも、まず、空き法廷で、裁判所職員の方から裁判の仕組み等について説明を受け、学生からの質問に答えていただいたのち、法廷見学しました。そのあと、いくつかのグループに分かれて、実際に刑事裁判の傍聴をしました。
参加した学生からは、
「今回、裁判所に訪れてとても刺激的な一日になりました。初めて法廷の中へ入って実際に裁判官の服を着たり、椅子に座ったりしました。裁判官の服は黒色で、『意味が何色にも染まらない』といった理由があり、考えられているんだなと思いました。」(法学部1年 岡本美優さん)
「弁護人の弁論の長さと説得力も注目すべき点でした。弁護人が被告人の無罪を主張するために詳細な証拠を提示し、論理的かつ感情的に訴える姿は、裁判の行方を大きく左右する重要な要素だと感じました。その一方で、検察側との意見の食い違いもあり、双方がどのように自分の立場を主張するかという点も興味深かったです。」(法学部1年 苅田和太郎さん)
といった感想が寄せられました。