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2024年度春学期末学位授与式を挙行
掲載日時:2024年9月27日

 2024年9月27日(金)、茨木安威キャンパスにて2024年度春学期末学位授与式を挙行しました。
 6学部から77名、1研究科から2名が卒業し、真銅正宏学長から卒業生総代に学位記が手渡されました。

学位記を受ける学部卒業生総代

 

 卒業生に向けて真銅学長は、本学の第一期卒業生で芥川賞作家の宮本輝氏の小説「草原の椅子」から
  “どっちの道を行くかの選択が正しかったかどうかは、もはやわからない。けれども、自分が迷いながらも、さまようように歩いて来た道は、自分が作ったのだ。そして、それは振り返ると、ところどころ踏み外した跡はあっても光っている……。”
の一節を紹介し、「皆さんの道もそれぞれの色で光っていることと思います。」と話し、続けて
 
  “怖がって生きるのも一生。安心して生きるのも一生。 ―(中略)― 安心しているということは、能天気に油断しているというのとはまったく違う。物事にかしこく対処し、注意を払い、生きることに努力しながら、しかも根底では安心している。そういう人間であろうと絶えず己に言い聞かせることだ。”
の一節から「みなさんも少々何があろうとも、安心してこれからの道を歩んでいってください」とはなむけの言葉としました。
 そして、最後に「ここで学んだことを忘れず、一生何かを学び続けてください。学ぶことを忘れかけたら、いつでもここに確かめに戻って来てください。ここは皆さんの母校ですので。」と言葉をおくりました。

 また、田口順一理事長は、本学院の卒業生(小94期、大手前中高37期)で学院の評議員を務める2024パリパラリンピック日本選手団長の田口亜希さん、同大会の車いすテニスでシングルス金メダル、ダブルス銀メダルを獲得した小田凱人選手、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手などを例に挙げ、「人生の次のステップを踏む今だからこそ少し立ち止まり、改めて人生をかけて達成するような高い目標を持ってください。」と話し、日本や世界で活躍する先輩方同様、高い志を持ち、大きな目標に向かって進んでいくことの重要性を伝えました。

式辞を述べる真銅 正宏学長 

祝辞を述べる田口 順一理事長

式の様子