国際的視座からアジアの起業と持続可能性を考える講演会を開催
Lecture Held on Asian Entrepreneurship and Sustainability from a Global Perspective
【Angelina先生の発表】
オーストラリア・アジア研究所では、2025年12月11日(木)、アジア地域における起業・研究連携および中小企業のサステナビリティをテーマとした講演会（研究会）を開催しました。
本講演には、マレーシアの研究者を講師としてお迎えし、東南アジアの最新動向と将来展望について、多角的かつ実践的な知見が共有されました。
On December 11, 2025, the Center for Australian and Asian Studies hosted a lecture focused on entrepreneurship, research collaboration, and SME sustainability in the Asian region.
The event featured a guest researcher from Malaysia, who shared multifaceted and practical insights into the latest trends and future prospects of Southeast Asia.
【Chong先生の発表】
【左から藤川所員、Chong先生、
Angelina先生、小松所長】
第1・第2講演では、Asia Pacific University of Technology & Innovation（APU）Professor Dr. Angelina Yee Seow Voon 氏 が登壇しました。
第1講演「Entrepreneurial intentions and motivations of student-founded startups in Malaysia, Indonesia and Philippines」では、マレーシア、インドネシア、フィリピンにおける学生起業の実態を比較分析し、若者の起業意識や動機形成の背景について、実証研究に基づく示唆が示されました。
続く第2講演「UNIIC consortium － a collaborative model for entrepreneurship and research in Asian region」では、アジア地域における大学間・産学連携を基盤とした起業・研究コンソーシアムの取り組みが紹介され、国境を越えた協働モデルの可能性と意義について理解を深める機会となりました。
第3講演では、UCSI College 副学長である Associate Professor Dr. Chong Aik Lee 氏 が、「Overview of Accounting and Sustainability Reporting Landscape for SMEs」と題し、中小企業を取り巻く会計・サステナビリティ報告の最新動向について解説しました。
ESGや持続可能性開示をめぐる国際的潮流を踏まえつつ、アジアの中小企業が直面する課題と今後の対応の方向性が示され、実務と研究の双方に示唆を与える内容となりました。
本講演会は、アジアを中心とした国際的な研究・教育ネットワークの深化を図るとともに、起業、経済、サステナビリティといった現代的課題を多面的に考察する貴重な機会となりました。
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本件に関するお問い合わせは
追手門学院大学
オーストラリア・アジア研究所 まで
cas@otemon.ac.jp
