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【経済】経済学部の学生が学園祭でCO₂オフセットに挑戦
掲載日時:2026年2月13日

環境政策や環境経済を専門とする経済学部 何 彦旻准教授のゼミに所属する学生が中心となり、WIL(Work-Is-Learning)プロジェクト「CO₂ゼロチャレンジ~学園祭の二酸化炭素を減らそう~」(2025年度追大WILチャレンジプロジェクト)を実施しました。

本プロジェクトは、2025年11月2日~3日に総持寺キャンパスで開催された学園祭を対象に、イベントに伴って排出されるCO₂(二酸化炭素)の削減と、削減しきれない分のオフセット(カーボンオフセット)に取り組みました。

ブースで使用した太陽光発電

学園祭でのブースの様子

本プロジェクトは、環境経済学を学ぶ学生たちが、授業やゼミで修得した理論・知識を学内の実践に結びつけることを目的に企画されたものです。来場者の移動や模擬店運営などに伴うCO₂排出を把握したうえ、削減努力を行い、残る排出量を相殺(オフセット)することに挑戦しました。

取り組みを担ったのは、何准教授のゼミに所属する経済学部4年生の國岡璃奈さん(プロジェクトリーダー)を含む在学生17名です(メンバー一覧は文末参照)。学生たちは、2024年度学園祭のCO₂排出量推計や、他大学で行われている環境配慮型イベントの事例調査を踏まえ、今年度の学園祭に向けた具体策を検討しました。

検討にあたっては、学園祭の学生実行委員会や関係学生団体と協議を重ね、階段利用を促す呼びかけ、再生可能エネルギーを活用した模擬店運営、リサイクル容器の使用など、環境負荷低減につながる施策を提案しました。

一方で、学園祭全体での導入には至りませんでしたが、プロジェクトメンバーは、自ら展示ブースを設置し、地球温暖化問題や脱炭素の取り組みを来場者に紹介しました。あわせて水餃子を提供する模擬店を運営し、太陽光発電を活用した調理方法やリサイクル可能な容器の導入などにより、47.67 kg-CO₂の削減効果を確認しました。短期間の学内イベントであっても、工夫次第で一定の排出削減が可能であることを検証しました。

また、学生による推計では、学園祭全体のCO₂排出量は約4.13 t-CO₂、プロジェクトメンバーが運営した模擬店・展示ブースに関連する排出量は515.94 kg-CO₂でした。メンバーが運営した模擬店・展示ブース分については、プロジェクト経費を活用し、森林クレジット(出雲の森プロジェクトで創出されたJ-クレジット)1 t-CO₂を購入してオフセットしました。排出量を相殺することで、カーボンニュートラルなイベントの実現につなげました。

本取り組みは、学生が主体となって環境課題を自分事として捉え、学内イベントという身近な場を舞台に行動へとつなげた実践的な学びの成果です。今後、持続可能なキャンパスづくりや地域への波及も期待されます。

【プロジェクトメンバー一覧】
経済学部4年:明石奈々さん、石井柚帆さん、金井泉涼さん、國岡璃奈さん(リーダー)、小皷啓太さん、杉原太一さん、長谷川将士さん、津島暢さん、

経済学部3年:小嶋杏奈さん、磯田穂さん、今堀佑斗さん、梶田百桃さん、太田空さん、才田大晟さん、松田拓望さん、松本和也さん、宮石葵さん