国際教養学部アジア学科3年生の大村風雅さんがサイパン市長(デイビッド・アパタング氏)を表敬訪問しました。
▲写真左から2人目が大村さん、3人目がデイビッド・アパタング市長
大村さんは、サイパンの公立小・中学校で、日本の文化や道徳を教える教育実習研修である「リーダーシップ・チャレンジ in サイパン」(以下サイパン研修)に2016年に参加したのをきっかけに、それ以降も3度サイパンを訪問し、サイパンの中学校・高校で日本文化に関する授業の実施や、地域住民を招待したタコヤキ・パーティーを開催するなど継続的に活動してきました。
これまでのサイパンでの様々な経験が自身のキャリア形成に大きく影響していると感じており、今回の表敬訪問ではサイパン市長に対して「これまで様々な経験をさせて頂いたサイパンの方達に恩返しがしたい」という想いが伝えられました。
サイパン市長からは「サイパンへの日本人観光客の増加も期待される中で、大村さんのように日本・サイパンの友好促進に尽力頂けることは非常にありがたい。今後サイパン市としてもお手伝いができることがあれば積極的に協力させて頂きたい。」とコメントを頂きました。
大村さんは、今年の9月から6ヶ月間、プラハ・チェコ生命科学大学(チェコ)へ留学する予定であり、この留学もサイパンがきっかけだと述べています。これまでのサイパン訪問を通し、サイパンでは日本のように水道水が飲めないという事を知り、日本のように水道水の水質が良くなれば、サイパン市民たちの生活環境向上に繋がるのではないかという考えに至りました。それ以降、水道水や水質に興味を持つようになり、水質学が学べる同大学への留学を決意し、サイパンの方々への恩返しとして、自身の学びを活用したいと考えています。