プレスリリース No.33
2023年11月15日配信
追手門学院大学 舞台表現プロジェクトSTEP第12回公演『HOME』
希薄化する「近所付き合い」を考え直す演劇公演
身近にありながら、気付けていなかったり、深く知らない社会問題を題材とした表現活動を行う追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)の舞台表現プロジェクト(通称:STEP)が、地域交流の希薄化をテーマにした劇「HOME」を、12月1日~3日に公演します。
STEP第12回公演『HOME』
内閣府が2022年に行った「社会意識に関する世論調査」によると、「地域での付き合い」について「付き合っている」と答えた人は56.6%で、2012年度の69.2%からおよそ12.6%減少し、単身世帯の増加やコロナ禍などで人付き合いの希薄化が進んでいると指摘しています。
本作は、高校生から大学生へとライフステージが進むにつれ地域での付き合いが少なくなった実体験をもとに、学生自身が脚本を書きあげSTEPのメンバー23名で上演します。
関西から東京に上京した大学生の主人公と、近所に住まう母子家庭でヤングケアラーの女子高生、父親が遅くまで仕事をしている父子家庭の小学生との交流を通して、お互いの家庭問題に対する葛藤を描きながら、近所付き合いの意味を問います。
脚本を執筆したSTEPの菅野咲月さん(経済学部3年)は「地域の方とのつながりを作っておくことで孤独死の問題や、子どもたちに及ぶ犯罪を減らすきっかけになると思う。大学生や社会人になり、地域交流が希薄になっている若い世代に向けて、地域付き合いの大切さ、自分の居場所づくりにも繋がることを、作品を通して問いかけたい」と話しています。
公演は12月1日〜3日の3日間、追手門学院大学茨木安威キャンパスで行います。また、12月24日には静岡県白子ノ劇場での出張公演も予定しています。
【公演情報】
作品名 | HOME |
公演日時 |
2023年12月1日(金)開演18時15分 |
会場 |
追手門学院大学 茨木安威キャンパス学生会館2階展示室(茨木市西安威2丁目1番15号) |
料金 |
無料 |
申込方法 |
予約フォーム(こりっちチケット!)から予約 |
出演 | 追手門学院大学 舞台表現プロジェクト1~4年生の学生11名 |
脚本/演出 | 追手門学院大学 経営学部3年 菅野 咲月/横田修(タテヨコ企画/社会学部准教授) |
【シャトルバス】
▼本件に関する問い合わせ先
追手門学院大学 広報課 仲西 織田
TEL:072-641-9590
メールアドレス:koho@otemon.ac.jp