プレスリリース No.36
2022年10月24日配信
学生がボランティアでの体験をもとに脚本・舞台化
「子ども食堂」の意義を考える演劇公演
NPOが2021年に行った調査でコロナ禍以前に比べ、開催が2割余り増え、現在全国約6000か所で開催されているとされる、子どもたちに食事や居場所を提供する「子ども食堂」。この取り組みが抱える悩みや役割・意義を改めて考えようと、追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)の学生らが「子ども食堂」をテーマにした劇『ボクも、僕も』を制作し、11月18日〜21日と12月4日に公演します。
公演を行うのは、表現活動を通して主体性を磨き、他者との協働力などを学ぶ追大の社会学部舞台表現プロジェクト(通称 STEP)の学生24人です。これまでハンセン病や先天性の障がいなど、社会的なテーマを取り上げ、自らも学びながら作品を制作してきました。
第10回公演となる本作は、実際に子ども食堂のボランティアに参加している田中育(はぐみ)さん(心理学部・3年)が、自身の体験や子ども食堂に関わる人たちの話をもとに脚本しました。劇では、子ども食堂を運営するスタッフや地域住民、学生ボランティアなどの役を学生らが演じ、利用者の家庭環境や食堂運営の財政的な問題、地域の人たちとの関係などから起きる様々な出来事を描きながら、「子ども食堂」の存在意義や役割を改めて考える作品としています。公演にあたっては、追大社会学部で社会福祉やソーシャルワークが専門の古川隆司教授を学術アドバイザーに迎え、大学の近くで開催されている子ども食堂のボランティアの方からも話を聞き、学びを深めました。
脚本した田中育さんは「子ども食堂の意義やご飯を誰かと食べることの大切さを、考えるきっかけに繋げたい」と話しています。
公演は11月18日〜21日に追大の安威キャンパスで、12月4日には2018年以来となる静岡県藤枝市白子ノ劇場での出張公演も予定しています。
「ボクも、僕も」公演チラシ
◆公演情報
【作 品 名】ボクも、僕も
【公演日/会場】
■2022年11月18日(金)~21日(月)
@追手門学院大学 安威キャンパス
開演は18日(金)と21日(月)は18:00〜、
19日(土)と20日(日)は14:00〜
■2022年12月4日(日)
@静岡県藤枝市 白子ノ劇場
開演は13:30~と17:30~
【料 金】無料
【申込方法】
以下の事前予約フォームから予約
<安威キャンパス>
https://stage.corich.jp/stage/186248
<白子ノ劇場>
https://stage.corich.jp/stage/186249
【出 演】
追手門学院大学 舞台表現プロジェクト1~3年生の学生12名
【脚本/演出/監修】
脚本:田中育(心理学部3年)
演出:石橋凜(経済学部3年)
監修:横田 修(追手門学院大学社会学部 准教授)
▼本件に関する問い合わせ先
追手門学院大学 広報課 谷ノ内 仲西
TEL:072-641-9590
メールアドレス:koho@otemon.ac.jp