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プレスリリース No.57

2021年12月24日配信

社会学部芸術文化事業 田中功起作品の上映とトークセッション

映像作品から多文化共生・理解を考える公開講座を開催

 
 

 追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)の社会学部社会文化デザインコースは、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で特別表彰を受賞するなど世界的に評価されるアーティストの田中功起氏が2019年に手がけた『可傷的な歴史(ロードムービー)』の上映とトークセッションを通じて、多文化共生やその理解について考える公開講座を、1月8日(土)に茨木市福祉文化会館(オークシアター)で開催します。

社会学部 公開講座リーフレット

 この講座は追大社会学部の芸術文化事業として、富田大介社会学部教授が企画したもので、茨木市文化振興課、公益財団法人茨木市文化振興財団との共催で開催します。

 追大の社会学部社会文化デザインコースでは、メディアや映像作品、演劇、ダンス、などの創作、探究、分析を通じて、現代社会が抱える問題や事象、人と人との関わりの中での社会活動を幅広く研究しています。


 公開講座は学生や地域・一般の方を対象に開催し、第1部では、アーティスト・田中功起氏が2019年に手がけた『可傷的な歴史(ロードムービー)』を上映します。
 作品は、在日コリアン3世と日系スイス人のふたりの出会いと対話をもとに、荒川や川崎を旅して在日コリアン排斥の過去と現在に出会いながら、異なる背景を持つ人びとが「いかに共に生きるのか」という問いを、現実とフィクションが交差する拡張されたドキュメンタリーとして描きます。


 第2部では、監督・プロデューサー・編集を務めた田中功起氏と、本作を関西で初めて上映したTHEATRE E9 KYOTOの芸術監督で劇作家・演出家のあごうさとし氏、追大社会学部で移民や労働に関する研究を行う松谷実のり准教授、企画・コーディネートを務め芸術学や表現文化論が専門の富田大介教授の4名が登壇し、本作をめぐる社会問題や背景、文化施設の意味についてトークを行います。

 富田教授は「標語的な多文化共生のもとで見逃されている、個々人の感情の複雑さがある。こうしたことを考える機会を、地域と一緒に作ることができたことに大きな意味があります」と話しています。

【開催概要】
■日 時:2022年1月8日(土)

     12:30~開場、13時~上映、14:45~トークセッション
■場 所:茨木市福祉文化会館 オークシアター

    (〒567-0888大阪府茨木市駅前4丁目7-55)
■参加費:無料
■申込み:茨木市文化振興財団HP(https://www.ibabun.jp/event/20220108/)から事前予約。先着順で、満席になり次第受付を終了。

■リーフレット:ダウンロードはコチラ

▼本件に関する問い合わせ先

追手門学院大学 広報課 谷ノ内 仲西

TEL072-641-9590

メールアドレス:koho@otemon.ac.jp