ハワイでの留学生活


はじめに
本稿は、私が2023年8月から2024年8月の約1年間、ハワイ大学カピオラ二・コミュニティ・カレッジでの留学を通して経験したことや学んだことを記したものです。留学を考えている学生の皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。
学校での生活
ハワイ大学カピオラ二・コミュニティ・カレッジで1年間授業を受けました。学校までは徒歩で通学しましたが、バスや車で通学している学生もいました。ハワイに限らずですが、とてもフレンドリーな方が多く、学校までの15分間の徒歩でも、これから仕事に向かう方、運動をしている方、犬の散歩をしている方、すれ違う多くの方と挨拶を交わしたのを覚えています。ささやかな事かもしれないですが、幸せな気持ちで1日を始めることが出来ました。
1年間の留学生活の中で、沢山の授業を受講してきました。1番大変だったのは、ESOL94(English for Speakers of Other Language)クラスです。英語を第二言語とする、主に留学生が受講するクラスで、英語の第4技能と言われているListening、Reading、Writing、Speakingのすべてに触れ、ハワイの環境と共に学びました。Midterm examでは各自プレゼンテーションを行い、お互いの知識を共有し合いました。Final examでは時間内にエッセイを書き、文字数 内容 正確度を踏まえて成績が出ます。普段の授業からも多くのエッセイを書き続けていたので、Writingの力は確実に向上したと思います。
また、Hawaiian Studiesというハワイの文化について学んだ授業も印象的でした。クラスで授業を受ける日もあれば、実際にワイキキビーチやイオラニ宮殿に行き授業を受ける日もありました。観光地としてとても有名なハワイの文化に深く触れることができ、沢山の知識を得ることが出来たので、とても楽しかったです。
授業は基本的に月~木曜日の週4日でした。金曜日は授業自体少ないので、金曜日を休みしている学生は多く、各自それぞれ3連休を楽しんでいました。
学外での生活
授業後や土日の休日は、友達やホストファミリーと楽しい時間を過ごしました。友達とはワイキキビーチに行ったり、クリスマスのパレードを観に行ったり、ハワイで有名なアサイボールを食べたり、課題に追われている時にはスターバックスで一緒に勉強したりと、非常に充実した日々を一緒に過ごすことが出来ました。スターバックスでは、日本には無い種類や規格外な大きさに圧倒されたことを今でも覚えています。友達と支え合いながら頑張ったお陰で、1つも単位を落とすことなく、やり遂げることが出来ました。
休日には、ホストファミリーとピクニックを楽しんだり、毎週金曜日に行われる花火を一緒に観たり、ひまわり畑に出かけたりと、さまざまな場所にお出掛けしました。ホストシスターは小学校でフラを習っているのでその発表会を見に行ったり、一緒に映画を観たり、たくさん写真を撮って遊んだりして、本当の妹のように仲良くなることが出来、本当に幸せでした。このホストファミリーに出会えたことは大きな支えとなり、留学生活で辛い事もありましたが、それ以上にこのファミリーと過ごせた時間が本当に楽しく幸せでした。
タンタラスの丘
ワイキキビーチ(サンセット)
ラニアケア・ビーチ(with ホストシスター)
おわりに
私は今回の留学を経て、英語の知識を深く身につけることができ、改めて周りの支えがあって無事に留学生活を終えることができたと実感しています。長いようで短かかった1年間の留学生活でしたが、人として成長することが出来ました。ハワイだからこそ得ることのできた自然の偉大さ、長期留学したからこそ得ることのできた多様な視点からの文化的違いの理解を深めることが出来ました。
留学は行く国も大事ですが、現地で誰と接するかで大きな差が出ると思います。留学に行き、日本人と接していても意味がありません。行動次第で、無限大に成長することができ、英語力を向上することが出来ると思います。今、少しでも留学に関して「興味がある」「行ってみたい」と思いがある方は少しずつでも行動に移してみてください。
これを読んで留学のイメージをつかんでもらえれば嬉しいです。また、これから留学に行こうと考えている学生さんの後押しが出来れば幸いです。