オーストラリア English Language Centre at The University of Adelaide
大高菜夏、西村朋恵、高橋春恵、 橋慎之輔 国際学部 国際学科 2年

CP英語プロフェッショナル アデレード留学

はじめに  


 本稿は夏休み期間の一ヶ月、オーストラリア南部に位置するアデレードで過ごした留学体験を記したものです。「ホームステイでの生活」「語学学校の授業」、そして「小学校訪問実習」について紹介します。私たちの経験を読んで、皆さんの留学するきっかけになれば幸いです。


ホームステイでの生活 


 オーストラリアで1か月間ホームステイを利用して過ごしました。私たち英語プロフェッショナルコースの12人は全員違うホストファミリーと一緒に過ごしました。オーストラリアは多国籍で様々な人種の方が存在するためホストファミリーの形も様々でした。  
 私のホームステイ先では、ホストマザーとマザーが介護をしている人の私含め3人暮らしでしたが、ホストマザーには子供や孫がいて大家族だったのでよく親戚の家に行ってご飯を食べたり、子供たちと遊んだりしました。私には多く親戚がいないので、日本ではできないような体験ができ楽しかったです。このような体験を経て私が思うホームステイの利点は、ほぼ強制的に英語を使う環境ができ、リアルな現地の文化や情報を得る事ができることです。対して欠点は、ご飯が自分に合わない場合があることや公共交通機関が便利でない地域があることです。私はホストマザーが受け入れる初めての留学生だったので、少しプレッシャーを感じていましたが、最終日にはまた留学生を受け入れたいと話していて嬉しくホッとしました。家族として分け隔たりなく接してくれたことをホストファミリーに改めてありがとうと伝えたいです。

語学学校の授業  


 私たちはアデレード大学の語学学校であるEnglish Language Center で4週間授業を受けました。日本でクラス分けのテストを受けたのち自分に合ったクラスで授業を受けました。日本人が沢山いるクラスもあれば多国籍のクラスもありました。学生達はバスや電車、トラムを使用し通学をしていました。午前の授業は朝の9時から13時、午後は13時から17時のような形式でした。月曜日から木曜日は基本的に「Reading」「Writing」と「Listening」を勉強しました。私はクラスの人とペアになって映画について紹介するポスターを作成して他のクラスに発表をしに行きました。金曜日は事前に自分が選択した特別授業「Australian Studies」等を受けました。通常授業に加えて、私たちは語学学校の学生向けに日本文化のワークショップを行い、かるたと書道を紹介しました。


小学校訪問実習  


 2024年8月30日に私たちはオーストラリア・アデレードにあるClovelly Park Primary Schoolに訪問させていただきました。ここは、オーストラリアの初等教育学校でたくさんの子どもたちが在籍していました。日本の小学1年生のような小さい子から6年生のような大きい子までたくさんの生徒がいました。この小学校での活動内容は、授業見学や現地の教員の方々からお話を聞いたり、質疑応答の時間があったりと日本で教員を目指す私にとってとても有意義で貴重な時間でした。何よりいろんな国出身の子どもたちがいてとてもかわいかったです。私は、この見学を通して教育の在り方や教育の見方について学ぶことができました。 



おわりに  


 今回の短い期間の留学でしたが、私たちは様々な視点から刺激を受けました。やはり現地に行かなければ得られない経験やグローバルな視点などを得られる質量は断然多いです。留学をすることはもちろん勇気のいることですし、不安も沢山ありました。しかしこのような経験ができるのは「今」しかない。必ず過去の自分より大きく成長します。  
 私たちの留学体験記が皆さんの後押しになれば幸いです。