プロジェクト1&2の活動を通して

はじめに
本稿では、3年生必須科目「Project1・2」で澁谷恵美先生が担当された授業内容を紹介します。「春学期の授業」「秋学期の授業」「授業を通して学んだこと」の3つに分けて記載します。この授業は、ツーリズムやホスピタリティのビジネスをテーマに各自研究し、プレゼンテーションやレポートで報告する形式です。
授業について
春学期では、ツーリズムやホスピタリティの基礎知識を学び、観光ビジネスの事例や課題について議論しました。グループディスカッションを通じて多様な視点に触れる機会が多かったため、理解が深まったと感じています。澁谷先生は過去にベルギーで勤務をされていた経験があるので、その知識を活かしたヨーロッパの事例紹介がとても新鮮でした。授業中盤にはICTや多言語政策をテーマに各自研究を進め、中間発表を実施しました。他学生の研究内容やフィードバックを通じて視野が広がり、最終的には期末発表を行いました。
秋学期では、春学期で習得した知識を活用し自分の研究テーマをさらに深めていきました。特に、ICTや言語面から日本が観光大国になるためのプロジェクト研究に注力しました。第11回授業時には、関西国際空港にて総合グランドハンドリング会社CKTS株式会社の業務見学を行いました。機体のメンテナンスやカスタマーサービスの現場を知ることで、観光業界のリアルな勤務を具体的に学べた貴重な機会となったと思います。中間発表や期末発表の後には最終レポートを作成し、自分の研究の総括を行いました。
授業を通して学んだこと
1年間を通して、ツーリズムやホスピタリティの課題や可能性について深く学び考察しました。外国語コンテンツや地域連携、最新技術を活用したサービスの考察から新しい観光ビジネスの形を考える力が養われました。ディスカッションや発表を重ねる中で課題解決力や論理的思考が身についたと感じており、観光ビジネスへの新たな視点も得ることができました。
おわりに
「Project1・2」は、主体的に研究を進めることで観光ビジネスの基礎から応用まで幅広く学べる授業となっています。課題や発表が少し大変だと感じるかもしれませんが、それ以上に得るものが多く将来の目標につながるスキルや知識を身につけられる良い機会だと強く思います。観光業界や観光ビジネスに興味がある方にぜひ挑戦してほしい授業です。