新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言に基づき、大阪府から事業者に対して4月14日からの休業要請が出されました。
追手門学院は、当該休業要請に対し、文部科学省からの要請を踏まえつつ、以下の通り対応いたします。
1.学院生の学びについて
2020年4月7日の文部科学省事務次官通知および高等教育局長通知によれば、休業期間中においても児童・生徒・園児・学生の教育保証ために必要な教育活動を継続していくことが求められており、追手門学院は教職員の健康・安全に留意しつつも下記の通り学院生の学びを担保し続けます。
(1)小学校、中学・高等学校については5月6日まで自宅での学習とし、オンラインでの担任によるフォローアップも行って引き続き学習の継続を維持していきます。
(2)大学・大学院については、7月22日までの春学期間すべての授業を、オンデマンド型を含むWeb活用型の授業に切り替え、自宅での学修の継続を維持しています。Web活用型の授業の導入に伴い、教員と学生とのコミュニケーションツールであるWebClassをはじめ、新たにWeb会議システムを導入するなど通信インフラの増強を行っています。
2.教職員の命を守ることについて(70%のテレワーク実施を目標)
緊急事態宣言を受け、各学校・園に通勤する教職員の7割をテレワーク(在宅勤務)へと移行することを目指し、4月10日から順次進めています。テレワークを可能とするグループウェアシステム、Web会議システム、自宅から職場のPCを遠隔操作できるシステムを整備しているほか、電子決裁システム、電子勤怠管理システム、資料の電子化などはすでに導入をしています。教職員およびその家族の生命の安全と健康に最大限配慮しながら、学院生の学びの継続に支障がでないよう努めていきます。
また主に0歳児から2歳児の保育を行うこども園の保育課程については、止むを得ず通勤する家庭を支援していく社会的使命から引き続き開園していますが、保育教諭の安全・健康面に留意するとともに、一時金の支給や法人本部からの支援物資(マスク等)の送付など健康管理の一助となるよう支援しています。
追手門学院は、今回の新型コロナウィルス感染症拡大防止に率先して取り組むとともに、この件に関連して専任および非専任に関わらず、学院で働くすべての教職員の雇用を守ります。
3.学院生保護者・保証人の皆様へ
今回の未曽有の事態に対して様々な面で不安なこと、推察いたします。
追手門学院、ことに追手門学院大学は4月7日付文部科学省高等教育局長通知をふまえ、学生の安全と健康を守りながら学修の継続を維持するため自宅からの遠隔授業での春学期開講を決めました。平常時の対面授業とは異なりますが、教育の質を維持すべく通信インフラの増強を行っています。学費の件でお問い合わせもいただいているところですが、休講ではございませんので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
また、休業要請が出ておりますが、先に記載の文部科学省通知にあるとおり、児童・生徒・学生の学びを保証するために教育活動を提供し続ける義務があり、またこども園においても「保育の社会的使命」に基づき開園し続けることが求められております。コロナウィルスの感染拡大防止のためにテレワークなども駆使しながら最大限の注意を払いつつ運営を継続しますので、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
2020年4月13日
学校法人 追手門学院