アメリカ UC Davis
井谷 希美 国際学部 国際学科 1年

UC Davisへの留学

修了証書授与式
一番好きなラザニアのお弁当

はじめに

 

 本稿は「アメリカでの生活と留学を通して学んだこと」について記したものです。私は2025年8月の1ヵ月間、UC Davisへ短期留学に行きました。クラスメイト1人と同じプログラムに参加する他大学の友達1人とルームメイトとなり、ホームステイをしました。留学を通してアメリカの生の文化に触れられただけでなく、日本の文化の良いところや改善すべきところに気づくことができたり、自分の直すべきところを知れたり、学びの多い1カ月となりました。 


アメリカでの生活

 

 留学中は月曜日から木曜日の午後に授業があり、金曜日はボウリングやサクラメント散策などのアクティビティ、土曜日と日曜日は自由という生活でした。留学前にクラス分けのテストを受け、自分のレベルにあったクラスで授業を受けられました。授業はイディオム、リスニングと発音、ポップカルチャー、探求の4つでした。私の受けていたクラスには同じ大学の人が他に誰もいなくて最初はすごく不安だったけど、1ヵ月間同じメンバーで授業を受けていたし共同で作業する課題が多かったので、すぐにクラスメイトと仲良くなることができました。学校がある日の午前は大学にあるジムに行ったり、課題をしに図書館に行ったりしていました。また、授業後にはUC Davisの剣道部の部活動に参加させてもらったり友達とデービスのダウンタウンに行ったりしていました。休日はホストファミリーとショッピングに行くこともありました。留学して初めての休日はホストマザーとその娘と一緒にネイルサロンに行き、アメリカのネイルを体験しました。また、友達とサンフランシスコに遊びに行ったり、UC Davis主催のロサンゼルスツアーに参加したりしました。ホストファミリーによって全然違いましたが、私のホストファミリーは平日のランチは毎日お弁当を作ってくれていました。また、毎晩夜ご飯の後に映画を見ながらスイーツを食べていました。小さい子供たちがいたので家にいるときは一緒に遊んでいました。
 ホストファミリーの家族や親戚の誕生日パーティーに参加させてくれたりもしました。授業はもちろん英語だったけど、クラスメイトは1人だけ台湾人で他は日本人だったのでずっと英語、というわけではなかったです。ホームステイ先でも日本人のルームメイトが2人いたので日本語も喋っていましたが、ホストファミリーとのコミュニケーションやお店、部活動などでは英語を使っていました。


留学を通して

 

 留学を通して、私は自分の世界や視野が広がったと思いました。ホストマザーやホストファザーはもちろん、課題のためにインタビューをしたある男性に影響を受けたと思います。その方は私に自分の過去の経験などをたくさん教えてくれ、自分のいる文化や環境の外に目を向けることの大切さを教えてくれました。そうすることで新しい世界を知ることができると同時に、自分の国の文化の良さに気づくことができると教えてくれました。また、留学を通して学年問わずいろいろなところに住むほかの大学の人たちとたくさん関わる機会を持てたことも自分の世界や価値観が広がることにつながったと思います。 今まで自分が意見を持っていても、しっかりと自分の意見を言えていなかったなと気づきました。授業で発言やプレゼンテーションをするときにペアの人に任せてしまっていると感じることもありました。また、ホストファミリーが尋ねてくれたことに対してはっきりと答えられなかったこともありました。でも、できていないということを意識するようになり、1カ月を通して少しずつではあるけれど前進できたのではないかと思います。


おわりに

 

 私は1回生の夏休みという、大学生になったばかりのこの時期に留学できたことがすごくよかったなと思います。住んでいる地域を超えて日本人と交流ができたこと、国を超えて勉強したことで日本の良いところに気づき、また自分の視野を広げられました。間違いなく今までの自分の人生の中で一番濃く、充実した1カ月でした。留学を終えて、英語のモチベーションが上がり、秋学期ではオールイングリッシュで日本の文化について扱うJapan Programの授業をとりました。また、もう1度、もう少し長い留学に行きたい気持ちができたので、今は情報収集や英語の検定の勉強をしています。