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プロジェクト科目で公開授業を実施!(ゲスト講師・上田遥さん)
掲載日時:2017年7月20日

成熟社会研究所が運営に参画・協力している授業、プロジェクト7Aの14回目の講義が7/12(水)に行われました。


ゲスト講師に上田遥さん(株式会社マザーネット食育事業代表/京都大学大学院農学研究科博士課程)にお越しいただき、履修生以外も聴講できる公開授業としました。


上田遥さん

<講師の上田遥さん>


上田さんは味覚教育のために小学校に出張食育に行くなど、様々な形で食育に取り組む現役大学院生です。

授業は、全員が白い紙に「食育」で思いつくことやキーワードを書き出すことからスタート。
栄養管理、調理実習、農耕、和食、子どもの食事など、学生の思いついた言葉が読み上げられました。


講義の様子

<講義の様子>


講演タイトルは「食育とは誰のものか」。

まずは【食育の系譜】で世界と日本の食育の歴史が紹介され、その後【和食】【食の楽しみ】【地域産品】という3つの切り口で食育をひもといていきます。
最後に上田さんが実際に取り組んでいる食育事業の事例が紹介されました。
授業後は簡単な茶話会を行い、参加した学生と上田さんは食の話でさらに盛り上がりました。


サザエさんの食卓、(日本の)カレーライスは和食なのか論、伝統って何年前が基準?、江戸時代の食の楽しみ方などなど、多様な食の話が飛び出し、きっと学生が最初にイメージしていた「食育」や「和食」観はガラッと変わったことだと思います。


全体を通して「歴史から学ぶこと」の大切さや「既存の情報を鵜呑みにせずに疑うこと」の重要性などが語られ、これは食育だけでなく学生の全ての学びに通じることだと感じました。


感想アンケートでは「(食は)深く掘りげればとても面白い」「間違った知識にとらわれないように複数の文献を読みたい」「食育に関する視野が広まった」といった声がありました。


プロジェクト7A「企業との講座企画プロジェクト」は、今後も多様な形で授業を進めていきます!

お問合せ先部署 成熟社会研究所
TEL 072-665-5068