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追手門学院大学スポーツ研究センター主催シンポジウム開催しました!
掲載日時:2019年11月19日

スポーツ研究センター設立5周年記念シンポジウムを開催しました。

    

元トップアスリートの奥野史子氏、浅越しのぶ氏、管理栄養士の津吉哲士氏をお招きし、

ジュニアアスリートの可能性を最大限に引き出す保護者の役割~最大の支援者(保護者)がイマできること!~について、ディスカッションを行いました。シンポジウムには、70名を超える方が参加されました。

保護者(支援者)の悩みなどを事前アンケートでヒアリングし、シンポジウムに内容に盛り込み、シンポジウムを進行しました。事前アンケートには、こどもを思う保護者のみなさまの熱い思いを感じました。奥野氏、浅越氏ともに、アスリート生活する日々の中で、食事面、精神面、生活面において家族が全面的にサポートをしてくださっていたそうです。

  

(奥野 史子 氏)                   (浅越 しのぶ 氏)     (巽 樹理 氏)

奥野氏は小学生から、浅越氏は中学生から、アスリート生活をスタートさせ、日々いろいろな葛藤がある中で、その発散方法は、意外にも試合で勝ち、コーチを見返すことでした。また、学校生活の中で、友達と意味のないことでバカ笑いしたり、みんなががんばっているから、わたしもがんばろうと思えたりと、学校生活での友情関係も大切であることも共通していました。家族には、過剰な心配をかけたくいという思いも全員共通で、家族、部活のチームメイトに言えないことも、学校の仲間であれば話せストレス発散につながったそうです。学校の仲間は、今でも連絡を取り合っているそうです。

現在、登壇者の皆様も保護者側として、日々お子さまをサポートされる側に立たれ、参加者と同じ悩みを共有されていました。事前アンケートの中で、やる気を出させる、メンタルを強くするにはどうしたらいいか?との質問には、お二方ともに、まずは、遠くの目標、大きな目標を立てるのではなく、身近な目標、小さな目標を立て、成功を積み上げていくことが大切であること、また、親も一緒に取り組める何かを探すことが大切ではないかとお話されました。さらに、ポジティブにとらえる仕掛けを作ることも効果的であることを教えていただきました。習い事をさせるにあたっては、それぞれこどもの性格にあったものを見極め、こどもと話し合い決めていくことがもっとも一番大切であることも話されました。

(津吉 哲士 氏)

津吉氏より、食事は心理的要因も多く関係ており、楽しく食べる雰囲気も大事であることが話されました。練習前・試合前は、糖質の高いものが適しており、長時間練習・試合がある場合は、スポーツドリンクや、バナナも効果的であることを教えていただきました。しかし、スポーツの内容や、こどもの好みなどもあるため、何が適しているのかは、その時その時で考えて、試行錯誤の重要性も語られました。

  

今回、お話を伺い、こどもに、運動・スポーツ等の習い事をさせるにあたり、家族のサポートの重要性を強く感じました。2020年には、東京オリンピック、パラリンピックが開幕します。間近で見るスポーツの祭典で、こどもたちが刺激を受けることは間違いないです。その際に、私たち支援者(保護者)になにができるのかを今後も考えていかなければならないと感じました。

今回のシンポジウムにご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。