OIDAI SDGs イニシアティブ第一回のファイナルラウンド(決勝)が10月31日に総持寺キャンパスにて開催されました。
優勝は3年生の喜多村萌生(キタムラ・メイ)さんでした(*写真1)。
「SDG5:ジェンダー平等を実現しよう」を選んだ喜多村さんは、「E-Chain」というアプリの開発を提案しました。アプリは日本においてのジェンダー平等を実現するため、いくつかの機能が想定されていました。例えば、ジェンダーについての適切な情報収集や、エキスパートとの質疑が可能なスペース等です(*写真2)。
私たちが無意識のうちに使用する言語に混じっているジェンダー偏見を避ける為、アプリがメッセージ内容を送信する前に確認して、自動的に編集できるというAIシステムについても説明がありました。
写真2
準優勝は「SDG 16:平和と公正を全ての人に」を選んだ3人の1年生、平山 柊 (ヒラヤマ・シュウ)さん、國枝 高嗣 (クニエダ・タカヒデ)さん、寺本 和奏 (テラモト・ワカナ)さんのグループでした。
プレゼンテーションでは日本に暮らす外国にルーツを持つ子供たちが増える中、子供たちへの生活サポートを増やす必要性が主張されました。発表者はサポートの具体案として、二つのプロジェクトを提案しました。1つ目は3名全員が幼少期から行ってきたサッカーを通じて、子供たちにコミュニケーションの場を与えようというもの、二つ目は幼稚園で子供たちの日本語が苦手な保護者のために通訳サポートを行うというものです。
発表者は、まずは身近なところから一歩踏み出して活動を行うことを提案しました。
2021年度の「OIDAI SDGsイニシアティブ」は終了しましたが、世界ではSDGsの重要性が指摘されており、それを実現する必要性が年々高まっています。
来年度、あなたも「OIDAI SDGsイニシアティブ」で自分の意見を発表しませんか?
左から平山さん、國枝さん、寺本さん