11月19日、一般財団法人地域活性化センター主催の「地域プロモーションアワード2021 パンフレット大賞(第9回)」が発表され、地域活性化やまちづくりを学ぶ地域創造学部の学生が2019年に制作した紙芝居をもとに2021年2月に絵本となった、東日本大震災津波伝承絵本「普代村を守った奇跡の水門」が優秀賞(第2位)を受賞しました。
岩手県普代村は東日本大震災で被災しましたが、過去の大災害を教訓に整備した防潮水門が津波に対して効果を発揮し、死者が出なかったことから、この水門が「奇跡の水門」とも呼ばれています。
追大の地域創造学部では、連携協定を結ぶ岩手県普代村へ毎年学生を派遣し、観光資源や産業の可能性を現地調査(フィールドワーク)して村に提案する取り組みを行なってきました。
その活動の中で、学生らが「奇跡の水門」のエピソードに注目し、2019年に紙芝居を制作。紙芝居の発表を通して、災害への備えの大切さを伝えるとともに、普代村の情報を発信してきました。2020年には普代村の職員が絵本化に向けたクラウドファンディングを実施。2021年2月に紙芝居をもとにした絵本が完成しました。
絵本はA4判の全四十ページで五百部を発行し、岩手県内の全小学校にも配布されたほか、A5判も二千部発行され、普代村のふるさと納税の返礼品などに採用されています。
【参考】
●一般社団法人地域活性化センター ホームページ
地域プロモーションアワード2021 パンフレット大賞(第9回)
https://www.jcrd.jp/publications/pamphlet/2021/pamph_form/index.html
●学生らが制作した、絵本読み聞かせ動画
https://www.youtube.com/watch?v=MMGw-RRMqE4
●絵本の閲覧ページ
https://www.jcrd.jp/publications/848fcd2f1e1bfaa1f2ea9c40310667de20d8c080.pdf