追手門学院中・高等学校

学校紹介

追手門学院中・高等学校

追手門学院中・高等学校

教員同士がお互い刺激し合い、学び合い、よりよい教育現場づくりに一生懸命。

2018年度に学院創立130周年を迎えた伝統ある学校です。時代や社会の変化をとらえ、戦後の学校改革や、2019年の新キャンパス移転を契機とする新校舎・新教育の導入など、積極的に改革を推進してきました。 中学校には特選SS・特進Sの2コース、高等学校には特選SS・I類・II類の3コースの他にII類スポーツコース・創造コースといった特色あるコースもあり、生徒の多様な目標に応え、第一志望を実現するカリキュラムを用意。より豊かな学びを得る機会と場所があります。学校運営は教員の自発的な取り組みが軸となっており、教育内容、生徒指導などは各部署の教員の声や力でカタチにしています。


生徒は全体的に落ち着いていながら、明るく素直な子が多く、勉学だけでなく、生徒会や実行委員会、クラブ活動などにも積極的に参加しており、生徒の“熱”を感じられます。多様なタイプの生徒がいるため、指導上の工夫は必要ですが、その分、成長した姿を見た時には大きな達成感・充実感を味わえます。


新たな教育の展開・発信を目的に、2019年4月には「総持寺新キャンパス新校舎」がオープンしました。「個別型・協働型・プロジェクト型」の学びや、生徒の学びの軌跡を記録して可視化するためのE-ポートフォリオを導入。また、アクティブ・ラーニング型授業やICTを活用した教育活動のための施設・設備も整備し、より活動的で深い学びにつながる教育活動を実践する環境も整えています。

追手門学院中・高等学校 紹介動画


先生紹介
生徒はもちろん、教師も成長できる学校です。

佐藤 茉莉

佐藤 茉莉

追手門学院中・高等学校勤務 数学科


2014年入職

親身になってくださる先輩がいることに安心を感じ、入職しました。

採用試験を複数校受けたのですが、その中で本校の採用担当の先生が、最も親身に話を聞いてくださり、お話をしてくださいました。しかも、私が「面接やお話をすることがとても苦手で」と伝えると、「それでは練習をしてみましょうか」といってアドバイスもしてくださったのです。他校でも採用していただけそうだったのですが、このような経緯から「ここなら大事にしてもらえ、安心して働けそう」と思うことができ『追手門学院』を選びました。


私は数学を担当しています。複数の先生がチームになって生徒を見ていますので、担任をしていても、不安なことや心配ごとを自分一人で抱え込むことがなく、周りの先生に何でも打ち明けられ、相談ができ、解決していけます。私も、たくさん相談をして、とても助けられています。また、気さくで話上手な先生が多いこともあり、職員室はいつも和やかです。そして先生同士のつながりが強く、何でも話し合える風通しのいい環境ですので、意見を出し合って話し合え、言いたいこともきちんと伝えることができます。


私は最初から「こうだろう」と決めつけるのではなく、生徒の話を最後まできちんと聞いてから対応することを心がけています。たとえば、生徒同士がケンカをした際も、双方から話を聞いてから判断しています。すると真実が見えてきて、生徒たちにも分かりやすく、納得してもらえる説明ができるのです。これは大切なことだと感じています。

よりよい教え方を求め、私も生徒たちに負けないくらい勉強をしています。

本校では、教師が一方的に説明して進めていく授業から、授業時間内に生徒たちが主体的に考える授業に転換しようとしているところです。私も、説明はできるだけ短くして、問題をたくさん解く時間を確保し、隣の席のクラスメイトや私に聞いて相談しながら時間内で解決することに主眼を置いた授業づくりをしています。ですので、教材も画一的なものではなく、“今日の授業で何を伝えるか”をテーマに毎回工夫を凝らして準備をしているのです。ですが、入念に準備をしていても、授業後に「こうしたほうがよかったかな」と思うこともよくあり、試行錯誤することもあります。ただこうした壁にぶつかっても、キャリア豊富な先生をはじめ、頼りになる先生がたくさんいてアドバイスをもらえますから、心細さはありません。また、定期的に行われる研修では授業のヒントをつかめますので、いつも前に進むことができているのです。

ちなみに、研修の中でも年数回ある模擬授業は、特に勉強になっています。理由は、先生によって黒板はもちろん、タブレットやPC、プリントなどの使い方が様々で、新しい発見があるからです。あと、他の数学の先生の授業はもちろん、他教科の先生の授業の見学をすることもあります。すると「こんな言い方で生徒たちに質問するのか」といった学ぶこともあるのです。ここで仕入れたノウハウを自身の授業で使うこともあります。

教師の仕事には“ここまで”というゴールがありませんし、この教え方が正解というものもありません。それに新しいことはどんどん増えていっていますので、私も生徒たちと同じように日々考え、勉強し、相談をして、さらなる成長を目指しているところです。

生徒をたくましく、やさしい人間に育てていくことが、私の目標です。

生徒が学校にいる3年もしくは6年の間で、私たちにできることは、そう多くありません。ただ本校では、生徒にとって何が良いかを常に考え、生徒の成長ために一生懸命な先生ばかりです。私も「生徒たちの力になりたい」という想いは強く持っており、特に困難に直面した時に、まず自分で考え解決しようとする姿勢があり、解決できない時に人と協力して乗り越えていく“たくましさ”が身につく指導をしています。

こんな背景もあり、中学3年生を担当した年の卒業式では、あらためて生徒の成長を実感でき感無量に。しかも「佐藤先生が一番信頼できる先生です」「先生のクラスでよかった」などの言葉をもらえ、とても心を打たれました。なかでも「友だちと仲良くなれてよかった」といった声がいろんなところから聞こえてきた時は本当に嬉しかったです。「仲間を大事にするクラスになれたんやね」と感慨にふけりました。

『追手門学院』は【独立自彊・社会有為】を教育理念に掲げ、生徒が自分の考えをきちんと持って努力し、世の中・人のために尽くす人間に育てていくことを目指しています。この理念に沿ったことなら、いろんなことにチャレンジができますし、学校がそのチャレンジを後押ししてくれます。ですので、生徒の成長を真剣に考える教育現場で教師をしたい方なら、いい刺激を受け、大きく成長できるはずです。