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2020.04.27

新入生と先輩たちとのオンライン交流会

 新学期が始まって3週間が経ち、履修登録もほぼ無事に完了したとの報告を受けました。
 遠隔授業に代表されるとおり、本学において、学びの継続の環境は整えられつつあります。
 ただ、学生の皆さんが、同級生や先輩たちと、日常的に会い、話し、触れあうことができないということによる、寂しい状況だけは、残っています。
 
 先日、先輩学生3人が新入生のために動き出してくれました。WEB会議システムを用いた、オンライン交流会の開催です。
 まず、「大学生活の時間の使い方」をテーマに、先輩学生がプレゼンテーションを行い、次に新入生からのさまざまな質問を受けてくれました。実に活発なやりとりでした。その様子の一部は動画で見られますので、新入生のみならず、上級生の皆さんも、ぜひ一度御覧になって下さい。
 
 例年、追手門学院大学では、3月に、先輩たちが、入学前教育というプログラムで、新入生の皆さんに対し、大学で学ぶことの意味や、友だちづくりのきっかけ提供、追手門学院大学の紹介などを行ってくれていました。学生同士の「学びあい、教えあい」は、本学の伝統です。しかし、今年は新型コロナウィルス感染予防のために、取りやめにせざるを得ませんでした。
 その代わりになるような企画を、先輩たちが自ら発案し、開催してくれたのです。

 「ふれあい」とは、本来、直接手と手などで相手の存在を確かめることですが、人類は進化し、触覚という原始的な感覚を用いなくとも、WEB上の視覚と聴覚だけで、他の人々と接することができるようになりました。我々の子どもの頃の、未来の夢の一つに「テレビ電話」がありましたが、今はごく普通に、簡単に、この夢が実現しています。今こそこの視覚と聴覚だけによる交流の利点を用いるべき時です。

 もちろん、この新型コロナウィルス感染予防のための外出自粛が緩和された後には、実際に同じ場所に居て「触れあう」こともできるようになります。それまでの一時的な代替方法として、今は、視覚と聴覚により、比喩的に「ふれあう」ことを続け、寂しい状況をやり過ごしてください。
 先輩たちが提供してくれたのは、その機会です。このような「ふれあい」が広がることを願っています。

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