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2020.07.02

先輩企画と変化する自己像

 広報課が学生広報スタッフとともに年2回発行している大学広報誌BRIDGEが、これまでの冊子版ではなく、オンライン版での発行に切り替えて6月25日に公開されました。その場でSNS等により拡散できるなど、オンライン版ならではの利便性も際立っています。
 時代は変わりました。本や雑誌、出版や印刷という事業、情報の多層的な伝達など、この分野に関わる未来の像が垣間見えます。本や雑誌の形はこんなにも自由だったのかと、改めて気づかされます。
 
 このBRIDGEに、「[学長×先輩企画Web対談]ともに頑張ろう、1年生。」という記事が掲げられました。内容は、4年生の石田美紗樹さんと速水愛海さん、3年生の北田真大君の3人が、新入生に向けて続けてくれているWEB相談会「先輩プログラム」の企画とその模様について、私とWEB対談したものです。この「先輩プログラム」は、入学後一度もキャンパスに来ることがかなっていない1年生の不安や心配を少しでも取り除こうと、この3人が立ち上げてくれました。3月に予定されていた「入学前教育」の代わりを、自主的に実現してくれたわけです。
 「先輩プログラム」の実際の映像は、大学ウェブサイトの「動画deおうてもんMessage」に掲げられています。この動画もほとんど彼らの手作りとのことです。
 動画を見ると、新入生が徐々に彼らと打ち解けていく様が如実にわかります。また、彼ら自身も、新入生との対話からさまざまな学びを得たようです。
 ここに、大学における学びの一つの理想形があります。まるで静電気が走ったように、また、攪拌されることで素材とは全く別の味が生じるカクテルのように、先輩と新入生との交流が刺戟となって、それぞれに新しい自分が展開されていくようです。
 それまで不変だと信じていた自己像も、何かのきっかけで簡単に化学変化を起こすかもしれません。
 
 ところで、鏡の中の自分の顔はいつも左右逆です。こんな顔の人は実はどこにもいません。写真映りも、自分が気にするほど、他の人は気にしていないようです。
 自己像とは、そもそも自分の幻想にすぎないものなのです。皆さん、気づいていましたか。
 
 これも、オンライン画面に映る自分の不思議な顔を見ていて考えました。

■BRIDGE先輩企画の記事
→https://otemon-bridge.online/?p=27

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