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2020.10.15

自分に合った将来を探し続ける

 大学校友会が、2021年に結成50周年を迎えます。この度、「まいどおおきに食堂」などを経営するフジオフードグループの社長で、経済学部経営学科卒業の藤尾政弘氏が新たに会長に就任されました。先日、校友会の企画で藤尾会長と対談する機会がありました。とても勉強になりました。
 藤尾会長は、社訓でも、笑顔を大切になさっているそうです。職場に一人明るい人がいると、その場に花が咲いたようになる。私も学長方針の一つとして「笑顔づくり」を掲げたことをお話しましたが、大いに共感してくださいました。
 どんな場所においても、この人と一緒に仕事や活動をしたい、という人間が求められることは、いつの時代も同じです。
 「咲」という字は、わらう、とも読みます。花が咲いたように明るい人は、よく笑っています。この話にも藤尾会長は興味を示されました。
 今年は、COVID-19の影響で、就職活動もままならない状況が続いています。オンライン採用などの試みも始まりましたが、内定の報告も例年より出足が遅いと聞いています。
 しかし皆さんは、とりわけ早くオンライン授業に対応し、学修を継続してきました。自分の力を存分に発揮できる場を、自信をもって探してください。
 先日、昨年の国際日本学科2年生ゼミのゼミ生だった久保亜美さんが、お手製のフロランタンをお土産に学長室を訪ねてくれました。そのついでに、と、将来の相談も受けました。教員も公務員も魅力的、大学院進学という選択肢はどうか、などなど。
 実は、彼女の高校時代の担任は、私の昔のゼミ生でした。このような偶然と縁とつながりがあるのが、教員という職業の醍醐味です。大学院に進学することも、その道に通じる回り道のような近道であることも話しました。ただしもちろん、将来を最後に決めるのは彼女です。
 皆さんも、いろんな先輩に、いろいろと尋ねてみてください。学生たちがもっと校友会の先輩と接する機会を増やしていただけないかと、藤尾会長にもお願いしておきました。
 将来を悩み、迷い、選び、やり直し、それでも自分にぴったり合うものをずっと求め続けていくこと。皆さんにはまだまだ時間があります。必要なら卒業後も求め続けてください。応援し続けますので。

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