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2020.12.24

定期試験期間廃止と成績評価について

 今年もあと一週間を残すのみとなりました。感染予防のため帰省を断念した下宿生もいるようです。また、帰省しても周囲の目が心配になるかもしれません。いずれにしても、長距離の移動については実家のご家族とよく話し合い、慎重に判断して下さい。それが独断的でなく総合的な判断であることを望みます。
 もし感染したとしても、過度に自責の念を持つ必要はありません。特に症状がある場合には、自分の身体を第一に心配し、とにかく休んで下さい。ポイントは、感染に至る行動や他人への影響の有無です。自分だけがよければいいというような未発達な社会に我々は生きてはいません。自他の感染予防のために最大限の努力を改めてお願いします。

 下宿に独り居ては、寂しさも募るかも知れませんが、我々は、同じ大学の学生であるといういわば共通言語を持つ仲間を、一学年で2000人近くも持っています。「追大?」「私も」これだけの会話で、距離感がぐっと近づいた経験を持つ人は多いと思います。まだ会話したことが無くとも、彼らは潜在的な友人です。

 秋学期も、感染予防のため定期試験を無くしました。皆さんの成績は平常点を中心に評価されるはずです。
 学期末の試験やレポートだけで評価するのではなく、毎回の授業の積み重ねを以て評価する方法は、教育の質保証のためにも望まれます。真に学びが深まったのか、知識が身につき判断力や発信力が向上したのかについては、たった一度の試験ではわかりにくいものだからです。
 2021年度以降についても、covid-19の状況に拘わらず定期試験期間を無くし、定期試験を行わないこととします。成績評価は原則毎回の授業の積み重ねに拠ります。もちろん最終回や中間期などにおいて少し配点の大きいテストを行う授業もあるかもしれませんが、全体的な考え方としては、どの授業についても毎回の授業でどのような学びがあったのかを成績に反映することを前提とします。

 これにより、皆さんの学びが、確実に、そして直截的に次に繋がることを目指しています。皆さん自身も、オイナビなどを通じて自分の成長をぜひ常に意識して下さい。

 友人たちとも静かな交流を進め、今年なりのいい冬休みを過ごしてください。良いお年を。

▼写真はクリスマス仕様の茨木総持寺キャンパスWILホール



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