▼写真は入学前教育(先輩プログラム)の準備を進める学生の様子
大学紹介
2021.02.19
長いトンネルにも、必ず出口があります。
この1年間は、大学という場においても、大きな混乱と引き換えに、オンライン活用の拡がりに代表されるさまざまな進展があった事実にも気づかされます。学生の皆さんも、この1年を自らの成長の過程として、ぜひ前向きに捉えて欲しいと思います。ネガティブな言葉は発するだけでよけいに人をネガティブにするからです。
入学前教育のいわゆる先輩プログラムの準備が佳境に入りました。本番は3月ですが、11月には研修が始まり、今も続いています。学生スタッフは総勢140名もいて、自ら志願して奮闘してくれています。
先日、代表の寺薗翼さん、副代表の加地龍也君、研修部の角倉早紀さん、メンター部の田中あゆこさんとオンラインで話す機会がありました。大人数のスタッフをまとめる苦労ももちろんですが、とにかく新入生にとって何がプラスとなるのかについて、真摯に悩んでくれていることに感銘を受けました。
ところで、「悩む」というのは、どのような状態を指すのでしょうか。
古い小説では、「山道に行き悩みて」「不眠に悩む」など、苦労する具体的な用法が多く見られますが、次第に、恋など、何かに思い悩む用法へと比重が移ったように思われます。さらに時代が進むと、何について悩んでいるのかも自覚せず、悩むためだけに悩んでいるような登場人物まで見られるようになります。
同じように、我々もまた、最初から「悩み」過ぎているのではないでしょうか。「悩む」前にまず考えればよいのではないでしょうか。例えば、新入生にとって何が助けになるのか「悩む」という言い方と、何が助けになるのか「考える」という言い方では、印象もかなり異なります。
本学では、OIDAI WILに加え、データとICTをこれまで以上に活用し、学修スタイルや教育手法、学生支援の方法を更に高度化したいと考えています。いわゆるDX(デジタル・トランスフォーメーション)を教育現場へも取り込み、教育内容に応じた最適な手法により教育効果を最大化する為の努力のすべてを、OIDAI MATCHと呼ぶことにしました。学生の皆さんには、このDXをより能動的で自立的な行動への変容のきっかけとしてほしいと願っています。
悩むのではなく、前向きに考えること。「think positive」でいきましょう。
▼写真は入学前教育(先輩プログラム)の準備を進める学生の様子
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