ホーム>大学紹介>学長メッセージ 言伝>学長メッセージNo.5 学びを「凍結」させないために

2020.05.01

学びを「凍結」させないために

 当初5月6日までとされた緊急事態宣言の延長が取りざたされています。新型コロナウィルス感染予防のための外出自粛も、いつまで続くかわからない状況にあります。
 また、大学の9月入学についても議論が始まりました。
 しかしながら、誰しも、それぞれの人生を日々生きています。毎日、生きた細胞は入れ替わり、成長を続けます。入学が半年伸びたからといって、皆さんの時間が凍結されるわけではありません。
 
 本学は4月9日から、Web Classやテレビ会議システムを活用した授業を学年暦どおりに展開しています。先生方も、遠隔授業への切り替えという急な要求への準備のために並々ならぬ労力を傾注されました。本学において何らかの形で遠隔授業を行っている授業の比率は100パーセントに達しています。
 いくつかの他大学のように、しばらく休講にしたり、学年暦を変更したりしなかった理由は、何より、この4月の学生の皆さんの学びの機会を止めたくなかったからです。学期当初から学びを継続している皆さんが、例えば連休明けまで無為に待って学び始めるより、知識や情報の蓄積において優位にあることは当然のことです。それが一生のうちのたった一ヶ月でも、成長には明確な差がつくはずです。
 
 学び続けている皆さん、どうぞ自信と誇りを持ってください。今、遠隔授業の新しい授業スタイルに悪戦苦闘されている皆さん、その戸惑いや苦労が、すべて学修です。どうぞ努力と工夫をあきらめないでください。
 外出自粛が要請され、皆さんが自宅で学ぶことを求められている今こそ、時間の使い方を問われる実に大切な時期です。この時間を大事に使った人間が何らかの形でリードすることは明らかです。
 ある先生から、遠隔授業の教育効果や面白さがようやくわかってきた、という報告を得ました。学生の皆さんにも、この全学一斉遠隔授業という、歴史上初めての、新しい試みのパイオニアとして、そのたぐいまれなる経験を楽しむ心の余裕ができれば、と願っています。
 
 どうかSNSやニュースなどの過剰な情報に惑わされることなく、自分を信じて学び続けてください。皆さんの成長を心より願っております。

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