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2026.02.20

2月は逃げる

 今年度もあとひと月半ほどになりました。ただでさえ28日間しかない2月は格別にはやく逃げていきます。
 入学試験も一般入試前期まで済みました。4月にはまたたくさんの皆さんの後輩が入ってきてくれる予定です。
 この新入生に向けての「入学予定者対象先輩プログラム」の準備も着実に進んでいます。今年は総勢約180人の学生スタッフで、本番の3月5日と6日に向けて、研修を積み重ねています。
 先日、その事前説明に、代表の中川亜咲さん(経営学部4年)、副代表の大川真優さん(文学部4年)、研修部長の橋田野乃花さん(地域創造学部4年)、総務部長の安藤祐太君(経済学部4年)の4人が、学長室に来てくれました。興味深かったのは、4年生の彼らが既に、後輩の学生スタッフたちとの気質の違いのようなものを感じていることです。
 同じ追大の学生だとしても、学年によって雰囲気や個性が違うのは、当然と云えば当然です。ここで問われるのは、その相異に如何に柔軟に向き合って、自分たちの考えを相手に納得してもらえるか、です。この世代間や他人との相違を超えての相互理解のための柔軟性は、本番において新入生に対しても求められます。
 というような話を、学生スタッフ研修にも出向いて話してきました。学生スタッフと私との世代差が一番大きいので、これが学生たちに伝わるかどうか、実は私も試されています。

 清少納言は『枕草子』の「ふと心劣りとかするものは」の段で、「まさなきことも、あやしきことも、大人なるは、まのもなく言ひいたるを、若き人は、いみじうかたはらいたきことに消え入りたるこそ、さるべきことなれ。」と書いています。大人たちが、よくないことやみっともないことを言うのを聞いて、若い人たちが、とてもいたたまれなく、恥ずかしく思っているのは当然のことだ、というような意味です。
 むしろ「若き人」である新入生の方が、冷静に何かを見ているかもしれません。

 年月が経つのは本当にはやい。2月と同じように、学生時代もあっという間に過ぎていきます。
 皆さんも、この学生スタッフたち同様、自分の居場所での体験を臨機応変の意識を以て行うことで、ぜひその柔軟性その他を自分の宝物にしてください。逃げゆく時間を少しでも引き留めるために。

先輩プログラムの全体研修で学生に激励を行う真銅学長

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