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2021.02.26

キャンパスなるものの再定義

 昨年春学期の授業の全面オンライン化の決定から、パソコン画面のみで授業に取り組む学生の皆さん方に伴走するつもりで、授業期間中は毎週1号のペースで書き続けてきたこの学長メッセージも、休み中などの分を加え、ついに40号を数えました。毎回900字程度の分量ですので、約36000字、古い言い方で言えば原稿用紙90枚分にもなりました。
 私にとりましても、毎週の「言伝」執筆はとても勉強になる経験でした。習慣化された歩みは、その時はあまり気づきませんが、後から振り返ると必ずその道程が見えます。

 さて、来年度、といってももう1ヵ月後に近づきましたが、4月からいよいよ105分13週の学年暦が始まります。新型コロナウイルスワクチンの接種も始まり、緊急事態宣言も早晩解除される見込みで、感染状況もかなり収まりつつあります。状況は以前と全く同じではありませんが、この1年の体験を経て、むしろこれまで以上に大学生活を充実させることも可能だと信じ、さまざまな試みを行いたいと思っています。

 その第1歩が、キャンパスなるものの再定義です。安全対策を十分に用意した上で、授業を含め、キャンパスの新しい形での「賑わい」と「居心地」を取り戻したいと思います。

 感染予防のために、在学中の学びが不十分だったというのでは、大学としても無責任極まりないと考えています。先生方にも、本学のオンライン授業については、対面授業の代替物などとは考えず、学びのために優れた方法のものであれば継続し、さらなる高度化も図っていただくようお願いしています。
 その一方で、秋学期から少人数授業を中心に再開した対面授業は、以前とは決定的に質の異なるものとなりました。学生の皆さんも、教室で友人や教員と接することの意味を以前とは違う思いで体験したことも多かったのではないでしょうか。

 キャンパスで人と会うことの魅力と、学修の高度化のためのオンライン授業。新年度からは双方のメリットを存分に感じ取っていただけばと思います。

 今後、皆さんには、アンケートその他によって状況と意見を尋ねたいと思っています。すべては皆さんの快適な学修環境の保持のためです。さあ、一緒に、追大スタイルの学びを創っていきましょう。

▼写真はオンライン授業と対面授業の様子

 




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