大学紹介
2021.12.17
追大Candle Night 2021が、総持寺キャンパスで開催されました。昨年度は無観客開催でしたが、有観客とした今年は、なんと1350名もの方が観覧に来られたとのことです。
今年の開催テーマと実施方法については、事前に学長室に、国際教養学部2年の竹國里佳さんが、学生代表に代わって説明しに来てくれました。代表の経済学部3年の杉原雅希君も、翌日の片付けの場に偶然通りかかった際に挨拶してくれました。
今年は約4500個のキャンドルが用意されました。総数60名もの学生スタッフが1年かけて準備します。これを職員の榎並さん山元さん船本さんがサポートしてくれています。
ようやく、以前の学生たちの活躍の場が戻りつつあります。
このcovid-19の世界的大流行は、日々発表される感染者数を見ればわかるように、終息に向かっているように見えます。もちろん、オミクロン株という変異株による再度の感染拡大への留意や、ブースター接種と呼ばれる3度目のワクチン接種についての話題は、まだまだ続いていますが。
covid-19の変異株はギリシャ文字で表されることになっていますが、デルタが4番目であるのに対し、オミクロンは15番目の文字です。途中飛ばされた文字もあるようですが、とにかく変異はここまで進んでいます。
考えてみれば、古くはペストの時代から、コレラやスペイン風邪など、これまで歴史上で起こった、ウィルスなどによる感染にかかわるどんな大きなパンデミックでも、この日が終わり、ということを言うのはとても難しいはずです。
例えば、「パンがある」という文章と、「パンがない」という文章とは厳密にいえば対ではありません。「パンがない」というのは、「パンというものはあるが、そのパンが今は目の前にない」ということを意味しているからです。一度パンの存在が知られた後は、パンは目の前にあろうがなかろうが、存在し続けます。
このcovid-19のパンデミックも、たとえ終息し、ウィルス自体が消え失せても、いったん生まれた以上、この世に言葉として存在し続けます。その時、現象は概念となります。
この歴史的な大事件の終わりを、意識して見守ってみましょう。その稀少な機会に恵まれたと考えることにしましょう。
さあ、このパンデミックには、どんな結末が待っているのでしょうか。
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